- フレイルの概念がいまいちよくわからない
- 循環器疾患(特に心不全)とフレイルの関係ってなんだろう?
- フレイルへの介入方法を学びたいけどどうすればいい?
こうした悩みは結構多いと思います。
私自身、フレイルと廃用症候群の区別がなかなかついていなかったりしていますので、実際そういうセラピストは少なくないと思っています。
特に近年、整形外科疾患においてもフレイルやサルコペニアの患者様は多く
回復期リハビリテーション病棟においてサルコペニアの有症率は50%と高い割合を呈しているという記事も見受けられます。
これは整形外科疾患、中枢神経疾患問わず、すべての患者様に関係することです。
「循環器疾患も高齢者が多いからフレイルが多いのではないか?」
この意見は一部正しいですが、完全に正しいわけではないと知っていますか?
循環器疾患自体がフレイルという病態と密接に関係しているだけでなく、
今の世の中において、どのような疾患においても考えておくべき内容なのです。
本日はフレイルの概念や病態を理解するとともに、
循環器疾患との関係について書いてみます。
フレイルやサルコペニアが今なぜ問題になるのか?
加齢とフレイルは密接に関連しています。
Frailtyは『衰弱』『虚弱』などと訳されますが、
これらの言葉は加齢に伴う不可逆的な老い衰えを連想させます。
フレイルには可逆的であるという意味が含まれていることが重要であり、
だからこそ早期版権が望まれます。
そのため、PT協会もフレイル予防人材育成プログラムを用意し、
『フレイル対策推進リーダー』という称号を与えているのです。
少なくても、心疾患患者さんに関わる方や心臓リハビリテーションに従事している方は、フレイルに対しての理解を深めておく必要があります。
また、前述したように、フレイルやサルコペニアは
循環器疾患を有する患者だけの問題ではありません。
整形外科疾患でも中枢神経疾患であっても考えておくべき問題点なのです。
むしろ、フレイルやサルコペニアを有しているからこそ、
整形外科疾患や中枢神経疾患に至ったと言っても過言ではないかもしれません。
フレイルやサルコペニアの影響により、転倒リスクが高くなり
その結果、今あなたがリハビリを担当することになったのかもしれないからです。
エポックで学ぶフレイルの評価とリハビリテーション
後期高齢化社会は進行しており、
その中に高齢患者様には心不全が合併していることは少なくありません。
そのため他の複数疾患やサルコペニアを合併し、
対応に苦慮されることが増えています。
だからこそ、心リハを専門とするセラピストだけではなく、
急性期、回復期、維持期のみならず、
在宅まで活躍するセラピストに必須の知識であると断言できます。
今回ご紹介したいセミナーは、
武庫川女子大学の松尾善美先生と、
山口労災病院の西村真人先生による
理学療法士・作業療法士が学ぶべき心疾患のリハビリ|大腿骨頸部骨折や脳卒中に合併する心疾患の考え方 – エポックセミナー
です。
本セミナーでは、
高齢者のフレイル・サルコペニア位についての理解を深めるとともに、
心不全患者様の評価方法についてもお話をいただきます。
特に病態と画像所見については時間を使っていただき、
様々な角度から心不全の病態を理解する方法を教えていただきます。
心不全とは、心疾患が増悪する結果、心機能が破綻する病態です。
ですので、どういった病態が進行しているのかを理解するためには、
画像所見や血液データなど様々なデータの読み解き方が必要になるのです。
もしあなたが高齢者のリハビリでなかなか結果が出ないと悩んでいるのであれば、
患者様の主疾患ではなく、心不全がどのような状態にあるのかを理解して、
そこから運動負荷量を決定してみてはいかがでしょうか?
明日からの視点が変わるかもしれませんよ?
ぜひご参加をご検討ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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