EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

治療に悩むあなたへ|片麻痺患者様の機能練習はまず〇〇姿勢の評価から始めてみよう

歩く - GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集

 

あなたは片麻痺患者様の治療において、

歩行動作を獲得するうえで必要な治療は、

ここに着目しているというものはありますか?

 

もしそれがあるという方は、今日のブログは読まなくても大丈夫かもしれません。

いや、読んでくださるのであればとてもうれしいです。

というよりぜひ読んでほしいです。

 

もちろん、歩行動作につながる内容は様々ありすぎて

一概に決めれないということはあると思います。

 

ですが、私は一つだけ、ここはしっかりと見ておきたいというところがあります。

 

それは「患者様の背臥位での活動方法」です。

 

いやいや、寝ている姿勢より歩かせようよ。

という意見も聞こえてくるように思いますが、

今日はそれが重要な話をしてみたいと思います。

 

片麻痺患者の機能練習は小児の発達過程を考えてみよう

子供の発達過程において、背臥位姿勢というものはとても重要な役割を担います。

 

・空間と身体の関係性の認知

・手と手との空間把握

・自己身体への認知

・体と背中の身体重心の認知

・左右への重心移動

・抗重力伸展活動の獲得

 

簡単に申し上げてもこれだけの理解が必要になります。

これらの要素は歩行動作においてもとても重要な役割を担うと思いませんか?

 

ですが、これらが座位・立位・歩行動作の中でできていないのに

早期歩行を促していくということは、私はナンセンスだと思います。

 

生まれたての子供に早期歩行を促しますか?

促しませんよね?

 

であれば、背臥位姿勢からできることをしっかりと理解し

アプローチをかけていく必要があるのではと、私は考えます。

 

安心で安全の背臥位姿勢からアプローチをしてみよう

ここでひとつ訂正というかお詫びをしておきます。

決して早期歩行練習を否定しているわけではありません。

 

もちろん早期歩行練習を行うことの重要性は理解しています。

早期歩行練習を行う上で重要な廃用の予防や感覚入力の必要性は

行っていかなければいけません。

 

ですが、歩行練習を繰り返すだけで本当にいいのか?

ということを個々では問題提起として挙げてみたいのです。

 

私が背臥位姿勢に着目する一番の理由として、

背臥位姿勢は一番安定した姿勢であるということです。

 

物理学的に考えても支持基底面の広い背臥位姿勢は

重心と支持基底面の関係性としてもとても安定しています。

その状態からの動き(重心の動き)は、本来どのように動くべきなのか、

でもどう動いてしまうのか?ということを理解しておくことで、

患者様に必要な要素を理解することができるのです。

 

もしあなたが片麻痺患者様の治療で悩んでいるのであれば

まずは背臥位姿勢から必要な情報を収集し、

そこから治療プログラムの立案に入ってみてはいかがでしょうか?

 

私は小児の発達過程と、片麻痺患者様の治療は類似している関係にあると考えています。

子供の発達過程において必要な要素を一つ一つ分析することで、

片麻痺患者様の治療が見えてくるかもしれませんよ。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

【そのほかのセミナーラインナップ】

理学・作業療法士 セラピスト向けリハビリテーションセミナー

 

エポックでは、自費訪問リハビリサービス・訪問看護ステーション・エポックボディープラス・セラピスト向けセミナーを行っています。

 自費訪問リハビリサービス | 自費訪問リハビリなら EPoch-エポック-

兵庫県伊丹市の訪問看護はエポック訪問看護ステーション - エポック訪問看護ステーション

阪急稲野駅JR猪名寺駅からスグ!カラダのことならEPoch Body+エポックボディープラス 

 

#リハビリ #理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #エポック #リハビリテーション #エポックオンラインスクール #オンラインセミナー #セミナー #歩行 #脳卒中 #片麻痺