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男子100m日本新記録!!脚が速くなるための方法とは

陸上競技写真素材、ロイヤリティフリー陸上競技画像|Depositphotos®

 

6/6、日本陸上界にとても嬉しいニュースが舞い込んできましたね。

 

山縣亮太選手が男子100mで9秒95という日本新記録を叩き出しました。

 

世界記録はウサイン・ボルト選手が2009年に記録した9秒58ですし、

山縣選手が叩き出した9秒95という記録は世界記録でいうと

1968年のジム・ハインズと同タイムですので、

日本は50年前の世界とようやく並んだと考えると切なくもなりますが・・・

 

それでも日本人でもこうして10秒の壁を越える選手が

立て続けに出ている状況は素晴らしいとしか言いようがないですね。

 

さて、そんな陸上短距離ですが早いタイムを出すためには何が必要なのでしょうか?

 

 

ストライドを広げる?ピッチを速くする?

 

走るという動作において、速度をあげていくために必要なものはとてもシンプルです。

 

速度は結局のところ・・・

 

ストライド×ピッチでしかないわけです。

 

つまり、一歩の幅(ストライド)を大きくして、

時間あたりの歩数(ピッチ)を増やせば良いわけです。

 

しかし、タイムの良いトップクラスの選手とそうでない選手でピッチに有意差はなく、

むしろタイムの良い選手の方が有意差のない程度ですが

ピッチは少ない傾向にあったと報告されています。

 

対して、ストライドに関してはタイムの良い選手の方が広いことがわかっています。

 

実際にウサイン・ボルト選手と

前日本記録保持者の桐生祥秀選手のピッチとケイデンスを比べると

ボルト選手の平均ストライドが2.4mで最大3m、

桐生選手は平均ストライドが2.1mで最大が2.4mと

ボルト選手の方が広く

 

ピッチではボルト選手が4.2歩/秒、桐生選手が4.7歩/秒と

桐生選手の方が多くなっています。

 

このことからも速いタイムを出すのは

いかにしてストライドを広くしていくかが重要なポイントになってきます。

 

 

走動作はジャンプの連続

走ると歩くの違いは皆さんは知っていますよね?

走るという動作は歩くと違って、両脚が接地していない滞空状態が存在します。

 

つまり、ジャンプしている瞬間が存在するということですね。

 

ストライドはこのジャンプしている瞬間にどれだけ進むことができるか

ということですから、ジャンプ力を鍛えていけばよいわけです。

実際にジャンプ力と疾走速度には相関があるという報告も多数存在します。

 

プライオメトリクスで脚は速くなる

走る速度を速くするにはプライオメトリクスと呼ばれるトレーニングがおすすめです。

 

筋肉は収縮する直前に強く・速く引き伸ばされることによって、

通常よりも強い収縮生み出すことがわかっています。

これをSSC(Stretch Shortning Cycle)と言います。

 

そして、プライオメトリクスはジャンプ動作などでSSCを引き起こし、

より強い筋力を生み出すことができるようにするトレーニングになります。

その場で連続でジャンプをしてみたり、ジャンプで前方に進んだり。

これを両脚や片脚で実施することで筋肉の機能が高まり、

強い力を発揮できストライドを広げやすくなります。

 

前傾姿勢でしっかり蹴る

速く走るためには筋肉の機能を高めることも大事ですが、

その力を正しい方向に向けて発揮しなければなりません。

いくら鍛えても力を上にだけ伝えていては前に進めませんよね。

 

というわけで、どうしたら良いのかというと

 

体幹を前傾させること

 

です。

 

体幹を前傾させることで下肢の蹴り出しで水平成分が多くなり、推進力になります。

 

実際に体幹を前傾させ続けることを意識して走った選手は記録が良くなった

と報告されています。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

他にもタイムが良い選手の特徴はあるのですが、

大きい影響を与えるのは

「ストライド」

「前傾姿勢」

です。

 

具体的な方法はまた別の機会にお話しできたらと思いますので、本日はここまでです。

 

単純な身体能力を競う他の競技では

日本人は世界のトップになっているものもあります。

陸上短距離も速く走る条件はわかっているので、

ぜひ日本の陸上短距離も世界トップになれるように頑張って欲しいですね。

 

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