先日、京都の公立高校で22年度の新入学生から
タブレットを自腹で購入というニュースを見ました。
自腹購入の是非はとりあえず置いといて、
全国的にも授業などでのタブレット導入は進んでいますし、
メリットは多いかなぁと思っていますし、
それが当たり前になるだろうなというのは想像に難しくはないですよね。
やはり、タブレットにすることの最大のメリットは
教科書を電子書籍化してしまえることですよね。
皆さんも通学時に経験してはずです。
教科書のせいで・・・
荷物が重い!!!
今はどうなのかわかりませんが、
小学生の頃や中学生の頃なんかは教科書を学校に置きっぱなしにはできませんでしたから、
毎日何冊も教科書をランドセルやバッグに入れてましたね。
実際に小学生の荷物の重さを測ってみたら、
なんと10kg近くもあったと報告されています。
小学生や中学生の身体にこの重量は結構しんどいですし、大人でも厳しいです。
皆さんも今、毎日何冊ものリハビリの書籍をバッグに入れたりできますか?
できないですよね?
それに電子書籍にしてしまえば、私も子供の頃によくあったのですが
「教科書を忘れた!!」
「宿題やったのに家に置いてきちゃった!!」
なんてこともなくなります。
他にもタブレットの方が、紙媒体では絶対できないような機能を使って
自由度の高い授業ができるなどメリットはありますが、
やはり心配なのは電子書籍が本当に学習に役立つのかという点ですよね。
2010年にアスキー総合研究所が行った調査でも
電子書籍の導入に否定的な保護者が33.5%、
わからないという保護者が31.4%半数以上の人が電子書籍に懐疑的であり、
その理由としてやはり
「紙の教科書の方が学習効果があるような気がするから」
が59%にも及んだようです。
というわけで、
今回は紙媒体と電子書籍での理解度や記憶の差
についてお話ししたいと思います。
皆さんも普段の勉強で電子書籍にするか紙媒体にするかの参考にしてみてくださいね。
主観的な読みやすさは紙媒体
主観的な読みやすさは
「タブレット」が30.6%、
「紙」が38.9%、
「どちらも変わらない」が30.6%
となったようです。
タブレットを選んだ理由には
「文字が鮮明」が81.8%、
「ページがめくりやすい」が54.5%、
「集中しやすい」が27.3%
が上位を占めました。
紙を選んだ理由は「その他(自由記述)」が最も多かったようで
「紙の方が慣れている」といった単純な慣れであったり、
「タブレットが重い」「タブレットが蛍光灯に反射して見にくい」など
紙へのポジティブな理由よりも
タブレットへのネガティブな理由の方が多い結果になったようです。
電子書籍は速く読めるが学習効果は・・・
主観的には紙媒体が読みやすいという結果になりましたが、
客観的にはどうなのでしょうか?
テストではタブレットと紙媒体の比較だけでなく
「文学的文章(小説)」と「説明的文章」の2つの文章タイプでも比較したところ
・読む速度に関しては説明的文章に関してはタブレットの方が早い。
・記憶テストでは文学的文章ではタブレットの方が成績が良いが、説明的文章で紙の方が成績が良い
・理解度テストでは文学的文章と説明的文章共に紙の方が成績が良い
という結果になったようです。
まとめ
いかがでしたか?
この研究結果からは
「サラッと大まかに理解するにはタブレットが良いけども、しっかりと理解するなら紙の方が良い」
ということが示唆されます。
しかし、この研究は実は対象が大学生であり、
研究自体も2012年に発表されたものですので、
まだまだ紙媒体の方が圧倒的に「慣れている」という人の方が多い時代です。
電子書籍で読むことの方が慣れている
という可能性が高い今の若い人達を対象にしたら結果は違う可能性はあります。
また前述のように、
書籍の持ち運びのメリットや様々な機能を使った学習法の活用によって
理解度などでもタブレットが良い成績を収める可能性は十分にありますので、
今後もタブレット化は進んでいくでしょう。
エポックでは、自費訪問リハビリサービス・訪問看護ステーション・整体院・セラピスト向けセミナーを行っています。
自費訪問リハビリサービス | 自費訪問リハビリなら EPoch-エポック-
兵庫県伊丹市の訪問看護はエポック訪問看護ステーション - エポック訪問看護ステーション
阪急稲野駅JR猪名寺駅からスグ!カラダのことならEPoch Body+エポックボディープラス
#エポック #理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #リハビリ #訪問看護 #訪問リハビリ #勉強 #電子書籍 #タブレット