整形外科領域の病院で働いていると、
数々のレントゲン画像を見る機会は多いと思います。
しかしながら、回復期や訪問分野でレントゲン画像を見る
という機会は少ないのではないでしょうか?
特に新人のころにレントゲン画像の評価方法を学びたいけど
なかなか学べないということも少なくありません。
でも、そのままで本当にいいのでしょうか?
例えば患者様が病院に行って、
圧迫骨折をしてコルセットを付けて帰ってこられたとしましょう。
そうするとどのような部位に圧迫骨折があるのか
どのような動きがまずいのかをきちんと理解するためには
レントゲン画像を見る努力が欠かせません。
- レントゲン画像を見る機会がない
- どのように見ればいいかわからない
- どんなふうに依頼すればいいかわからない
こうした悩みを持つあなたに向けて今日は書いてみたいと思います。
整形外科疾患を担当するならレントゲン所見はチェックできるようになろう
※もしあなたが訪問分野で働いているのであれば、
患者様が整形外科に初めて通う際には
レントゲン画像を整形外科でいただくように家族様に依頼しておくのも良いかもしれません。
病院は家族から依頼されればレントゲン画像をCDに入れて渡してくれます。
その情報をきちんと評価できるようにしておくと、
臨床上とても役立ちます。
例えば脊椎のレントゲン側面像では、
有効脊柱管前後径が6㎜を下回ると脊髄症が発症すると言われています。
リウマチでは環椎歯突起間距離が4㎜以上の場合は
頚椎可動域運動に最大限の注意が必要です。
そして腰椎椎間板ヘルニアでは、
黄色靭帯の肥厚を観察して腰椎伸展運動実施の可否を決定します。
椎間板性腰痛症ではMRIで椎体終板を観察して
T2強調画像で高信号が認められるうちから
積極的な運動療法を開始してしまわないように注意します。
これらの情報はただ医師からの指示書だけでは不十分な場合が多く、
ただ「動かさないように」という言葉だけでまとめられる場合があります。
しかし、動かすなといわれても、寝たきり状態になるわけにはいきませんよね?
日常生活上、どのような動きがまずいのかを
私達は患者様に指導しなければいけません。
きちんと病態を理解しておくということはとても重要なことですので、
レントゲン画像を確認し、
どのような動きに注意してご本人様に指導するかということも重要なことになります。
訪問リハビリだからこそ知っておきたいレントゲン画像所見の見かた
在宅や回復期で働いているからこそ、画像所見の見かたは勉強しておくべき情報です。
なぜなら、在宅ではほぼ一人で担当することが多く、緊急性がある際には
あなたがリハビリをするのか、整形外科に通院するべきなのかを
判断しなければいけないこともあるのです。
だからこそレントゲン画像を評価し、
どのような病態にあるのか、どの肢位で痛みが出るのか評価すべきなのです。
これらの情報をきちんと理解して
リハビリの際の動きに注意できるかどうかということは、
あなた自身を守ることにもつながるのですから。
もしあなたがレントゲン画像やCT、MRIの見方がわからない
と感じているのであれば、ぜひこのセミナーをご受講ください。
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