近年、個人情報の流出やこのような不正取引のニュースは
いたるところで目にする機会が多いと思います。
もちろん医療業界でも同様です。
医療業界は特に個人情報の取り扱いには気を付けておかなければいけません。
病院内のカンファレンスだけでなく、
病院外でも患者様の話をしたりする機会はあるかもしれませんが、
その時誰が聞いているかわかりません。
自分が話す気がなくても、例えば聞き上手な人がいたとしたら
ついつい話してしまいがちになるものです。
今日はそんな個人情報の取り扱いについて考えていきたいと思います。
個人情報保護法を違反した場合はどうなるか？
基本的に医療業界で働いていても、どんな業界に働いていても、
個人情報保護法の徹底は指導されると思います。
しかし実際、個人情報保護法を違反した場合はどうなるのか？
あなたはきちんと説明できますか？
もし個人情報保護法は2017年に
「個人情報の保有件数にかかわらず個人情報を事業の用に供するものはすべて個人情報取扱事業者として該当する」
と言われています。
つまりすべての業種にこの個人情報保護法は当てはまるのです。
ではそれを違反した場合はどのようなことがあるのでしょうか？
違反した場合は主務大臣による注意勧告や命令の対象となり、
罰則規定により6か月以下の懲役やまたは30万円以下の罰金に
処せられることになります。
だからこそ、個人情報の取り扱いについては
徹底して考えておかなければいけませんね。
個人情報の流出について考えておきたい大切な3点とは？
では個人情報が流出する場合というのはどのような状況でしょうか？
状況別に分けて考えてみたいと思います。
データを持ち出さない
まずはデータを外に持ち出す場合です。
例えばUSBメモリに仕事のデータを入れて自宅で作業をするという場合です。
特に最近はテレワークが推奨されており
自宅での作業をする時間は増えたのではないでしょうか？
その場合、家に仕事を持ち帰る際にUSBメモリなどに入れて自宅に持ち帰る際に、
何かしらの拍子に落としてしまうという可能性もあります。
だからこそデータは極力手元に持ち出さないということが重要ですね。
データを持ち込まない
次にデータの流出をいかに予防していたとしても、
外部からウィルスに感染してしまうという可能性も考えられます。
特に最近は大手企業向けのハッキングウィルスが増えていると報道されています。
その感染経路はメールだけではなく、
自宅PCで感染したUSBメモリが媒体になるケースもあるようです。
だからこそ個人情報を取り扱う業者はきちんと対策を練っておく必要がありますね。
パソコンを開きっぱなしにしない
最後にこれです。私は特に注意しておきたいと考えているのですが、
会社の中でスタッフしかいないと思い込んでいても、
だれがいつパソコンを見ているかわかりません。
今のご時世、どのような形で情報が流れるかわかりません。
先日は写真に写っている女性の目に反射する建物が特定され、
女性がストーカー被害に遭うという事件もありました。
だからこそ、どんな状況であっても個人情報が表示される
という状況は避けておくべきです。
信頼している人であっても、
パソコンを開いたまま別の作業に移るなどの行動は絶対にやめておきましょう。
いかがでしたでしょうか？
今のご時世、本当に個人情報というものは重要なものです。
ネットバンキングのパスワードやキャッシュカードのパスワードだけではなく、
だれかを特定できる情報すべてが個人情報になります。
居酒屋で患者様の話をする、そういう機会もあると思いますが
十分気を付けて対応していきましょうね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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