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整形外科疾患なのにSpO2がうまく測定できないのはなぜか?

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整形外科疾患の術後患者様は、早期離床、早期歩行、早期退院が求められ

手術内容によっては術後翌日には荷重をかけて

歩行器歩行、バルーンカテーテルの抜去をする患者様は少なくありません。

 

しかしながら、そう簡単に進む場合もあれば、

なかなか進まない場合もありますよね。

以前もブログで書きましたが、

後期高齢化社会において内科疾患を併発している患者様は少なくありません。

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なかなか血圧が上がらない

SpO2がなかなか上がらない

かなり痩せ体形をしている

 

これらの問題はよく目にする機会はあると思います。

今日はそのようなお話をしたいと思います。

 

SpO2がうまく測定できないのはなぜか?

 

さて、患者様によってはSpO2がうまく測定できないという患者様も少なくありません。

このような患者様で調べておきたいことがあります。

 

それは「末梢血管の状態」です。

 

特に手指の色を確認してみてください。

私達であれば爪の色はピンク色をしていると思います。

しかし、高齢者で爪の色が白い色をしている患者様はいませんか?

 

本来爪は抑えると白くなりますが、1秒以内にはピンク色に戻るはずです。

しかし、高齢者で爪の色が白い患者様の爪を握っても、

ピンク色になかなか戻らないという方も少なくありません。

 

そうした方は総じて血液量が少ない、

もしくは末梢血管の現象があると考えてもいいと私は思います。

 

爪の形状にも注意しよう

また、爪の形状にも注意してみてみてください。

爪の形状は様々な状態を教えてくれます。

 

たとえば、爪の先が反り返っている、

中央がへこんでいるという爪を見たことはありますか?

そうした爪は鉄欠乏性貧血が疑われると言われています。

特に女性に多い症状であり、高齢者の中でも比較的よく目にします。

この形状をスプーン爪と呼びますので覚えておいてください。

特に甲状腺機能亢進症などでよく目にします。

 

 

次に知っておきたいのは爪の形状が丸みを帯び、

ばちの先端のような形状になっている場合です。

爪の中央部分が盛り上がり、変形している場合は呼吸器疾患や心疾患が疑われます。

先天性心疾患では80%以上で見られると言われています。

 

最後に爪の色が赤紫色をしている場合です。

その場合は吸気疾患が進行し、チアノーゼ状態が悪化している場合に見られます。

私達であれば寒い時期に分の指が紫色になるようなことがあると思いますが

このような状態の時に見られますね。

末梢血管の血流量が悪化している場合に見られます。

その場合は糖尿病や閉塞性動脈硬化症などが疑われます。

 

 

このように、末梢の血管状態などで症状を理解することは臨床上よくあります。

カルテの情報だけではなく、

様々なフィジカルアセスメントを理解してリスク管理に努めてみてくださいね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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