先日、オフィスでどういった流れで
そういう話になったのかは全くわかりませんが
「レモン汁で毛が生える」
という話になりました。
ええ、これを読んだあなたもそうだと思いますが
私も正直
「なんじゃそりゃ。」
と思いましたよ。
でも、一応調べてみたら本当に色々と出てくるわけですよ。
レモン汁を飲むやり方と頭皮に塗るやり方があるようです。
もちろん、
「ほんとかよ。」
と思う部分もあれば、
ちゃんとした理由があるものもあるので
その辺はちゃんと理解した上でお読みください。
レモンを頭皮に塗ると頭皮環境が良くなる？
調べてみるとレモン汁を塗ることで
頭皮環境・・・頭皮のPH値が整えられるということです。
恐らくシャンプーがアルカリ性のため、
洗髪でアルカリ性になった頭皮を
レモンの酸性で弱酸性に戻すということでしょうね。
ただし、
レモン自体は頭皮よりも強い酸性のため
量が多かったり、
長い時間放置していると
逆に頭皮を痛める可能性があるのでリスクも高く、
オススメできる方法ではなさそうです。
レモンを食べることによる頭皮・毛髪への影響
レモンには様々な栄養素があるわけですが
主成分であるクエン酸、ビタミンC、ビタミンBですね。
①クエン酸
クエン酸は亜鉛の吸収を助ける作用があります。
亜鉛は髪の主成分であるケラチンという
タンパク質を作るのに必要な栄養素のため
亜鉛と一緒にクエン酸を摂取することで
育毛に有効とされていますね。
②ビタミンB
ビタミンBには皮脂の過剰分泌を抑える作用があります。
頭皮の皮脂は本来は頭皮を保護するのですが、
過剰に分泌されると毛穴を詰まらせて
脂漏性脱毛症を引き起こしまい
薄毛の原因になります。
そのためビタミンBを摂取して
皮脂の過剰分泌を抑えることで
脱毛を抑制し結果的に育毛につながります。
③ビタミンC
ビタミンCには
コラーゲンの生成を助ける働きがあります。
それによって頭皮の毛細血管を補強して
頭皮への血流を促し育毛に有効とされています。
とはいってもレモンだけでは育毛できない
レモンの栄養素による育毛効果は以上ですが、
どれも育毛に効果はあるようですが、
実際にはこれだけでは不十分です。
どの栄養素もあくまでサポート役でしかありません。
毛自体の材料がなくては生えようにも生えません。
①タンパク質
前述のように髪の主成分はケラチンであり、タンパク質です。
ということはタンパク質が十分に摂取できてなければ意味がないわけですね。
ですので、肉類、魚類、大豆製品、乳製品、卵などを
しっかりと食べる必要があります。
②亜鉛
こちらも前述のように
ケラチンの生成には亜鉛が欠かせないのですが、
レモンには亜鉛はほとんど含まれていません。
ですので、亜鉛もしっかり摂取しなくてはいけませんね。
亜鉛が豊富な食材として有名なのは牡蠣ですが、
それ以外にもカツオ、肉類（特にレバー）、卵黄などに
たくさん含まれているので、
この辺りもしっかり食べる必要があります。
おまけ
ちなみにここで少し東洋医学のお話。
東洋医学では
髪は「腎」の主る組織であるとともに
「血の残り」とされているため
血を溜める「肝」と深い関わりがあります。
つまり、毛の問題は腎と肝が深く関わっているということになりますね。
ちなみに腎からくる薄毛は前から、
肝が関わる薄毛は頭頂部からと言われています。
今回のテーマになったレモンの味は「酸味」であり、
肝が主る味は「酸味」とされています。
そして、腎の味覚は「鹹味（塩味）」であり、
魚介類（特に貝類）はこれに属します。
さらに毛は「血の残り」とされ
血は脾胃で作られ、
脾を補う食材には米や肉類が含まれています。
となると、
今回お話しした内容は
東洋医学でも同じことが言われてるわけですね。
実に興味深いです。
まとめ
というわけで、おまけを挟みましたがいかがでしたか？
レモンを頭皮に塗るというのはちょっと怪しいですが、
栄養素を考えれば食べることは育毛には効果がありそうです。
もちろん、
レモンだけで育毛できるわけではありませんが、
効果がないわけではなさそうです。
リハビリで扱うことはまずない内容だ
ということに書いている途中で気が付きましたが、
セラピストにとって見た目も大事ですし、
患者様の中には悩んでる方がいるかもしれません。
そんな患者様との雑談のネタに使ってみてくださいね。
エポックでは、自費訪問リハビリサービス・整体院・セラピスト向けセミナーを行っています。
阪急稲野駅JR猪名寺駅からスグ！カラダのことならEPoch Body+エポックボディープラス
#リハビリ #理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #エポック #兵庫 #伊丹 #尼崎 #仕事 #育毛 #働き方 #レモン #髪
