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夏バテで食欲がない患者様のためにあなたが栄養学を学んでみよう

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7月になりました。

梅雨入り前から気温がグッと上がってきて、真夏日の地域もちらほら出ていたわけですが

ついに本格的に夏になりますね。

 

最近は日本の熱帯地域の気候になってきて、日中の気温が35度を超える日が大半を占めています。

炎天下に車を放置して、

戻ってくると車内温度が45度を超えているなんて日も珍しくはありません。

 

そうなってくると怖いのは熱中症ですよね。

 

以前も熱中症の予防についてブログを書きましたが

最近患者様でもなかなか筋肉痛や疲れが取れない、

食欲が出ない

といったお悩みを持つ方が増えているように思います。

blog.ep-och.com

 

 

そのたびに

「熱中症対策はきちんとしていますか?」

と伺いますが

意外と熱中症の症状というと

意識障害やのどの渇きといった認識を持たれる方が多いですね。

 

疲れや筋肉のこわばり、けいれんなども熱中症の症状であるということも

熱中症の症状であるということをぜひ理解していただきたく、

今日はブログを書いてみたいと思いますのでお付き合いください。

 

 

ナトリウムが不足するとどうなる?|熱中症による熱けいれんにご注意!

熱中症になると体内の水分が減少して

意識障害や口喝などの症状が出るのは周知の事実だと先ほど述べました。

 

ここでは

「日頃の疲れ」や「筋肉痛の治りが遅い」

といった日常的な症状にも影響を及ぼす

ということを述べてみたいと思います。

 

熱中症になると水分が体外に排出されるだけではありません。

人の身体はナトリウムやカリウムといった電解質によって構成されます。

 

汗をなめたことがないという方はおられないと思いますが

しょっぱいなと感じられませんでしたか?

それはナトリウムも体外に排出されているのです。

 

つまり循環機能に支障をきたしてきますよね。

 

するとどうなるかというと

最初は軽い意識障害を起こしたり、

吐き気や錯乱などを起こします。

 

それだけではなく、

要は身体の中から水分が失われている状態になります。

 

料理をされる方であればわかると思いますが

お鍋に塩を溶かした水を入れて煮沸すると

塩分濃度の高い塩水が作られますよね。

あれと同じ原理です。

 

そこで筋肉のけいれんや疲れが取れないという話に戻りますが

筋肉の疲れというものは筋肉を動かすことで生じる

乳酸の生成過程で水素イオンが形成され、

筋肉は酸性に傾きます。

また筋肉に蓄えられているグリコーゲンが減少することも

要因の一つと考えられています。

 

これらを維持管理しているのは血流であることはわかると思います。

体中をめぐっている血液が、

酸素や栄養素を体中にいきわたらせるのですから。

その血流がドロドロになってスムーズに動かなくなるとどうなるか。

各所で交通渋滞を引き起こしますよね。

そうすると栄養素の交換ができなくなったり、

酸素がいきわたらなくなったりするのです。

 

これが筋肉のけいれんや疲れが取れにくいという症状を引き起こしているのです。

 

よく、マッサージをしたり

しっかりお風呂に使って自分をメンテナンスをしているのに

なかなか疲れが取れない、筋肉痛が治らない

というお悩みを受けます。

そうした方に共通するのは熱中症予防があまいなという印象を受けるのです。

 

血液は体内を維持管理するのに重要な役割を担っています。

その血液が滞るということはあってはならないことだ

と私は感じています。

 

暑い夏場に水分摂取を強制されてなかなか飲みにくいというのもわかります。

特に涼しい環境下においては摂取するのも難しかったりしますよね。

しかしながら屋外にいても屋内にいても

体外に水分が流れ出ているのは事実なのです。

特に今年に入ってコロナウィルスの影響で

マスクによる熱中症もメディアに取り上げられて

かなり叫ばれるようになりました。

 

ですのでぜひこの機会に熱中症予防を徹底的に学んでみて、

この夏を乗り切るようにしてみてください。

社会人にとって自分の身体が資本です。

倒れてしまっては元も子もありません。

特に家庭を抱えておられる方にとっては

自分だけでは済まない状態にもなりますので

ぜひ注意してみてくださいね。

 

栄養で夏バテを予防してフレイルやサルコペニアを防げ

さて、今回は水分不足を中心にお話しましたが、水分だけでなく、食欲が出なくなって食事量が減ってしまう方もいます。

 

近年はフレイルやサルコペニアといった虚弱状態がホットなキーワードになっていて、その原因の1つが栄養不足です。

 

高齢者はただでさえ、若い時と比べて食も細くなるし、胃腸の消化吸収機能も弱って栄養不足になりがち。

さらに追い打ちをかけるように夏バテともなれば、フレイルやサルコペニアのリスクが増えるだけ。

 

そうならないためにも、我々セラピストも患者様の栄養状態についてできることはしなくてはいけません。

 

というわけで、池田先生の

医療従事者のためのリハ栄養セミナー|病棟やNSTで療法士にできること – エポックセミナー

を開催します。

 

 

ぜひご参加くださいね。

 

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