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大谷翔平、デッドボール後も試合に出場。その時、トレーナーが診たものとは

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スポーツに怪我は付き物・・・

 

もちろん、怪我なんてしないに越したことはありませんし、

怪我をしないために誤用(間違った動き)を修正し、

過用(使いすぎ)しないように練習量をコントロールするわけですが

 

中には気をつけていてもどうしようもない怪我もあります。

 

それがコンタクトスポーツに頻発するような外的要因による事故ですね。

 

そして、日本中・・・そして全米中が悲鳴をあげた事故がありましたね。

 

そう、メジャーリーグで活躍する

エンジェルスの大谷翔平選手の右手へのデッドボールです。

 

今年は昨年までの低調っぷりが嘘かのようにホームランを量産し、

ホームラン王へ独走中。

 

多くの人が

「あとは怪我にさえ気をつけてくれれば・・・」

と願っていた中でのデッドボール。

 

150km/hのストレートを三振にされてしまうほどに

思いっきり振りにいってのデッドボールでしたから、

あのシーンを観ていた方のほぼ100%が

 

「あっ、折れた。」

 

と思ったのではないでしょうか?

 

ちなみに

 

デッドーボールのシーンはこちらの動画をご覧ください。

 

youtu.be

 

これだけのデッドーボールに、あの痛がり方にも関わらず

 

驚くべきことにデッドボールを受けた後も

しっかりと試合に出続けてバッティングをしているんですよね。

 

普通にあれだけ痛がっていれば、

レントゲン検査をして骨折がないという確信がなければ

プレーなんてできないはずですよね。

 

大谷選手が

「大丈夫。出れるよ。」

と強がって、無理矢理出たのでしょうか?

 

違います。

 

 

デッドボールを受けた直後に

トレーナーがしっかりと触診をして調べていますよね。

 

上述の動画でもその様子が流れているので、ぜひご覧ください。

 

 

この時、トレーナーは何を診た?

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当たった瞬間の動画を見る限り、

当たったのは手関節の尺側であることがわかります。

しかも、手関節の遠位の手根骨や中手骨の方に当たっていますね。

 

当たった直後に飛び出して行っているので

トレーナーが細かくどこに当たったか

なんて把握する手段はなかったはずですが、

本当に迅速な対応をしています。

 

スイング中の右手ですので

橈側に当たるなんてことはそうそうないと思いますので、

トレーナーも真っ先に手根骨の尺側を触診しているのがわかります。

 

手根骨を触診、軽く押圧をして痛みを確認しています。

 

おそらく、その流れの中で

第4〜第5中手骨や尺骨の遠位端周辺もチェックしているでしょう。

 

大谷選手も触診されながら、何度も首を横に振っています。

トレーナーに「これは痛いか?これは?」と訊かれて、

「痛くない」と答えているのでしょう。

そして、この時に圧痛だけでなく感覚の検査もしているでしょう。

もしかしたら、

爪などの末端を圧迫して色の変化を診て

血管の損傷も確認しているでしょう。

 

その後も手関節や手指を動かしている様子から、

「骨折ではない。神経や血管の損傷もない」

と判断したと思われます。

 

大谷選手にとって幸運だったのは、

この打席のデッドボールが空振りで三振とジャッジされたこともありますが

(ノーアウトの打者で三振であったため様子を見る時間があった)

 

やはりトレーナーの的確な評価があったのが最大の要因ですね。

 

 

トレーナーには医師並みの知識と判断力が必要

f:id:EPoch:20210901202848j:plainトレーナーとして1番重要で、

1番難しいのは「やらせない」ことではなく、

「大丈夫だ。」と判断することです。

少しでも判断を誤れば最悪な事態にまで発展をしてしまいます。

 

あの場面で「いける。」と判断できた。

そして、判断できるだけの知識と技術を持ち、

それに自信を持っていないとできません。

 

何億、何十億円という大金が選手に支払われる

メジャースポーツのトレーナーをする

というのはそういうレベルであると

改めて思い知らされるシーンでしたね。

 

結局、大谷選手はレントゲンでも異常はなく、

別の日の試合で特大のホームランを放つなどの活躍。

 

トレーナーの判断が間違っていなかった何よりの証拠です。

 

手関節周囲の骨の触診はスポーツ事業部コラムにて

というわけで、

本当に大谷選手が無事で良かったですし、

このままホームラン王まで突っ走って欲しいところです。

 

今回のようなデッドボール時に骨折する可能性が高い

骨の触診の仕方などは

エポックスポーツ事業部のコラムでご紹介いたしますので、

スポーツ事業のホームページもチェックしてみて下さいね。

 

trainer.ep-och.com

 

 

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