脳卒中片麻痺患者様のリハビリにおいて、
なかなか麻痺側下肢に体重をうまく荷重できずに悩んだ
という経験はありませんか?
片麻痺患者様の麻痺側下肢の表在覚や深部覚が減弱しており
どのように体重がかかっているかわからない
という患者様は少なくありません。
その結果、
非麻痺側側で過剰に支持性を高めてしまい、
連合反応が強く出てしまって
麻痺側下肢が内反尖足位になってうまく体重がかからない
という状況に陥っている患者様に対して
あなたはどのようにアプローチをしていきますか?
今回はそのような感覚へのアプローチを座位の場合にどうするべきかを学ぶセミナーをご紹介します。
体性感覚フィードバックに基づいた運動学習アプローチ|座位へのアプローチ – エポックセミナー
片麻痺患者様はなぜ麻痺側に荷重がかけにくいのか?
麻痺側側の感覚が低下していると、身体は浮いたような感覚になる。
と表現していた患者様がおられました。
我々は左右の身体の感覚はしっかりしていますが
片麻痺を呈した患者様は、
半身の感覚が減弱してしまうという方も少なくありません。
そうした方はベッドに寝ていても、
麻痺側だけ浮いてるような感覚に陥っているそうです。
この状態で荷重練習をするといっても
なかなか難しいものがありますよね。
私達であれば、
歩いてていきなり片足がマンホールに落ちるような感覚なのですから。
ではどのようにして感覚入力をしていくのでしょうか?
麻痺側の感覚入力は様々な器官を使って代償しよう
さて、感覚を司っているのは
なにも表在感覚や深部感覚だけではありません。
視覚や聴覚、嗅覚や味覚、触覚と様々な感覚器官が人間には備わっています。
この中で味覚や嗅覚を使って感覚入力は難しいですが
視覚や聴覚は感覚入力の代償手段には使えそうですよね。
麻痺側下肢への荷重を行うにあたって、
立位で荷重がかかっているか
視覚的にしっかり代償して感覚入力させる
というのも一つの方法です。
足の骨折後に全免荷の患者様を担当したことがありますか?
部分荷重練習をするときに、
体重計を両足の下において、視覚的に〇kgまで体重をかけましょう
という練習をしますよね?
このように今どこにどのように体重が乗っているのか?
を視覚的に代償することも
一つの感覚入力のトレーニングになると思いませんか?
また聴覚であれば声掛けも良いでしょう。
その時の声かけとしては
ゆ~っくり持ってきて
ジワーッとつま先に重心を移動させて
スーッと転がすように・・・
このように擬音語を使うと 被検者側はイメージをしやすいのです。
明日の臨床に少しだけ工夫をしてみましょう。 - EPoch Official Blog
立ち上がりや歩行に繋がる 座位へのアプローチを学ぼう
このようなアプローチは座位でも同じことが言えます。
座位では主に殿部で体重を支えますが、左右のどちらかに偏っていないでしょうか?
骨盤が後傾して仙骨座りになっていませんか?
座位は立位や歩行と比べて、見落とされがちな姿勢ですが
その後の移乗動作に必要な立ち上がり、移動のための歩行に繋がる重要な姿勢です。
あなたは座位の評価やアプローチに自信がありますか?
もしも、自信を持って答えられないのであれば、ぜひお申込みください。
体性感覚フィードバックに基づいた運動学習アプローチ|座位へのアプローチ – エポックセミナー
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