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辛い関節リウマチ、実は喫煙が関係してるかもしれません

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あなた、もしくはあなたの周りの人で煙草を吸う人はどれくらいいますか?

 

長年にも渡る不景気や煙草の値上がり、

健康志向によってお酒や煙草などの嗜好品を

楽しまなくなっている人が増えているため

昔ほど煙草を吸っている人を見る機会は減ってきているように思えますが、

それでも一定数はどうしてもいますよね。

 

受動喫煙が肺に悪いということは誰でも知っていることだと思いますが、

どうやら悪影響を受けるのは肺だけではないようです。

 

なんと両親に喫煙習慣があった子どもは、

関節リウマチ(RA)を発症しやすいことが、

新たな研究で明らかにされました。

 

というわけで今回は

受動喫煙と関節リウマチの関係性について

の報告を紹介します。

 

受動喫煙による関節リウマチ発症率は○○%高い

 

関節リウマチは、多発性の関節炎を特徴とする炎症性疾患です。

 

RAの発症には遺伝的要因と環境要因の双方が関与するものの、

喫煙は最も確立されたリスク因子と考えられています。

 

そこで米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の吉田和樹らは、

1989年から2017年の間に、

35〜52歳の米国人女性9万923人から2年に1度の頻度で集められた、

看護師健康調査II(Nurses' Health Study II;NHSII)質問票への

回答データを収集しました。

 

これらのNHSII参加者の診療記録から、

RAの発症と血液中のRAに関わる抗体の有無についての情報も得た上で、

統計的モデルを用いて、

受動喫煙がRA発症に与える直接的な影響の大きさを推定しました。

 

中央値で27.7年間に及ぶ追跡期間中に、532人がRAを発症しました。

解析の結果、

小児期に親からの受動喫煙に曝露していた女性では、

RAの発症リスクが75%高いことが明らかになりました。

このリスクは、

対象者自身が能動喫煙者である場合にはさらに上昇していました。

 

これに対して、

母親の妊娠中の喫煙および

18歳以降に喫煙者と同居した期間とRA発症との間に

有意な関連は認められませんでした。

 

 

吉田氏によると

「この知見は、最も頻繁に生じる自己免疫疾患の1つであるRAの発症に、

喫煙が大きな影響を及ぼすことを再認識させるものだ」

と話しています。

 

研究の詳細は、

「Arthritis & Rheumatology」に8月18日掲載されています。

 

受動喫煙を避けるのは難しい

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受動喫煙の予防は非常に難しく、

自分でも気づかずに副流煙を吸いこんでいることが非常に多いのです。

空気清浄機でも

一酸化炭素などのガス状物質は除去できないため

有害物質を防ぐことはできないとされています。

また喫茶店にあるような分煙も出入り口での人の出入りや、

喫煙者の息や洋服に付いた有害物質の影響で、

禁煙場所の空気も汚染されていることが

さまざまな調査から分かっています。

 

受動喫煙は見た目や臭いからはわからないことが多いのですが、

自覚症状として目が痛い、喉が痛い、頭が痛い

といった症状が出ることがあります。

 

初期症状は慣れによって一時的に感じなくなりますが、

次第にアレルギー症状が出てくることがあります。

 

なので、少しでも初期症状を感じるようなことがあれば

そういった場所はできるだけ避けたほうが良いですね。

 

喫煙は関節リウマチ以外にもあらゆる病気の原因になり得ます。

受動喫煙を避けるのは非常に難しいので、

いかに喫煙者を減らすことができるか鍵を握っていることを

改めて思い知らされましたね。

 

 

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