あなたはモーメントという言葉を聞いたことがありますか?
運動学を勉強していたら、
モーメントや床反力という言葉を
しょっちゅう耳にすると思います。
しかしながら実際のところ、
モーメントがよくわからない
という人もいるのではないでしょうか?
- 力学が苦手だ
- モーメントがいまいちよくわからない
- なぜモーメントを知らなければいけないの?
もしこのような疑問があるのであれば、
今日のブログは少しはためになるかもしれません。
最後にはおすすめのセミナーもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください
PT・OTが知っておくべきモーメントって何?
運動学や運動生理学で力の働きを視覚化するために、
モーメントという言葉をよく使います。
モーメントとは、物理学の用語であり、
物体を回転させる力のことをモーメントと表現されます。
つまり、力を加えて物を動かすときの
ものが動く方向を視覚化するということですね。
上記の図のように
「力」と書かれている黒い矢印のことをモーメントといいます。
このような物体の動きを視覚化することが
モーメントといわれる力学の基礎です。
人の運動でも各関節に様々なモーメントが働いています。
PT・OTが知っておくべき床反力って何だろう?
では次に必要な床反力とは何でしょうか?
床反力は、歩行などの運動中に、
床や地面などの支持面から足に作用する反力と表現されます。
私の体重は95㎏なのですが、
その私が直立すると、
床からも同じ力で押し返していると考えられています。
そのためつり合いが取れて地面に沈み込むこともなく、
しっかり直立することができるのですね。
このように、物体が触れているところには、
必ず床反力がかかっているという考え方を覚えておきましょう。
モーメントと床反力を理解しなければ歩行動作のトレーニングはできません
ではなぜリハビリ職種で
このような物理学の知識が必要なのかというと、
ヒトの身体の動きを理解するためには
物理学の知識が必要不可欠なのです。
なぜか?
それは重力に抗してヒトの身体は立っています。
そして多くの骨を筋肉で支えて立ち上がっているのですから、
それらの関節運動がどのようなモーメントを形成しているのか
を理解した上で歩行分析をしなければ歩行動作のトレーニングはできないからです。
例えば膝折れをする患者様がいたとします。
なぜ膝折れを起こしてしまうのか?と考えた時に
膝を曲げるためには、
膝の後ろ側をモーメントが通らなければ膝は曲がりません。
ではどのように治療をすべきなのか?
というところが今回の焦点になるのです。
これらの原因をきちんと理解するためには
膝関節の基礎的な解剖運動学を理解するだけではなく
姿勢や運動連鎖的な視点を持つことが重要です。
急な話ではありますが、本日セミナーを開催します。
若手理学療法士・作業療法士のための歩行動作分析のための基礎知識 – エポックセミナー
あなたが床反力やモーメントが苦手だと感じていたり
これらの症状を持っている患者様を担当しているのであれば、
ぜひご参加をご検討ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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