わたしたちの多くは何らかのストレスを抱えながら生きています。
人間関係の悩みや職場でのプレッシャー、将来への不安など
心の平穏を脅かす要因は数知れません。
さらにスマホの普及による情報過多。
さらにコロナ禍によって
ネガティブな情報ばかりが飛び込んできてストレスがさらに増加し、
「いつも疲れている」
「なんとなくダルい」
「集中力が続かない」
といった症状が出やすくなっています。
そのような症状の原因は、体の疲労ではなく「脳の疲れ」の可能性があります。
脳の疲れの場合、単なる休息だけでは完全に解消することができないため、
きちんとした「脳の休め方」を知っておかなければなりません。
そして、その方法の一つがマインドフルネスです。
マインドフルネスを詳しく知りたい方にオススメ
マインドフルネスの効果は科学的に裏づけられつつある
マインドフルネスは
世界トップクラスのアカデミック・ジャーナルでも
相当数の研究論文が発表されており、
科学的に裏づけられたものになりつつあります。
心の疲労の典型に「燃え尽き症候群」というのがあります。
それまで1つの物事に没頭していた人が、
心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、
社会に適応できなくなる状態のことですが、
マインドフルネスはこういう人たちに
かなりの効き目を発揮することがわかっています。
2009年にニューヨークの医師
マイケル・クラスナーが発表した報告では
70人の医師にマインドフルネスプログラムを施したところ、
燃え尽きのサインである感情的疲労の症状が25%改善した
とされています。
さらに彼らのマインドフルネス習熟度を測定すると、
20%の上昇が見られたことから
感情的疲労の改善とマインドフルネス習熟度とのあいだには
統計的に優位な相関性があり、
マインドフルネスが疲労を和らげた可能性は高いということになります。
DMNとは脳のアイドリング状態のこと
マインドフルネスが
脳にポジティブな変化を起こすことはまず間違いありません。
たとえば、イェール大学にいたジャドソン・ブルワーが
2011年に発表した論文では10年以上の瞑想経験がある人を対象に、
マインドフルネス・セッションを行ったときの
脳活動を測定したところ
内側前頭前野と後帯状皮質の活動が低下しているのがわかりました。
これらの部位は、記憶・感情などに加え、
「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」
を司る部位でもあります。
DMNとは、
意識的な活動をしていないときに働く脳のベースライン活動のことで、
脳のアイドリング状態のようなものです。
DMN時のエネルギー消費をいかに減らすかがポイント
人はどれだけぼーっとしているときでも、
頭の中にはいろいろな雑念が浮かんでは消えを繰り返しています。
このような状態を「心がさまよっている状態」とされていて、
人間の脳はこのような状態に
1日のおよそ半分以上を費やしていると言われています。
DMNのエネルギー消費量は
脳の全エネルギー消費の60~80%を占めるとも言われています。
さらに追加で意識的な作業をする場合でも
エネルギー消費は5%程度とされていますので、
この最大の浪費家であるDMNを使いすぎないようにしないといけません。
そしてマインドフルネスを行い習熟してくれば、
内側前頭前野と後帯状皮質の活動を抑えることができ
脳のエネルギー不足を防いでくれるわけです。
瞑想が脳と心を整える
また他の研究でも、
瞑想中は
尾状核(不要な情報を除いて注意を向けることに関与)、
嗅内野(心がさまようのをとめることに関与)、
内側前頭皮質(自己認識や統制に関与)などに
活動の変化があったことから
瞑想には脳と心を整える効果が見込めるということがわかります。
エポック ヨガ始まります。
エポックはこれまで
リハビリ職種向けのセミナーを開催してきましたが、
新たにヨガのオンラインレッスンもスタートすることになりました。
マインドフルネスは
ヨガと瞑想を組み合わせて作られたものですので、
ヨガとの親和性も非常に高くなっております。
あなたも心も疲れているなと感じているなら、
エポックヨガのオンラインレッスンで心を休ませてみませんか?
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