リハビリの中で動作学習やトレーニングとして
運動療法を選択してアプローチをしているセラピストは多いと思います。
一方、ファンクショナルトレーニングと聞くと、
スポーツ選手がやるトレーニングという認識が強いのも事実です。
しかし、ファンクショナルトレーニングとは、直訳すると「機能的なトレーニング」として書かれることが多いです。
身体機能を高めるトレーニングなのですから、単関節筋の筋トレなどではなく
複合的な運動連鎖を用いて動作の再学習という意味では運動療法と同じ考えを持つことができると私は考えます。
今日はそのファンクショナルトレーニングについて考えてみます。
アナトミートレインでも紹介される優れたファンクショナルトレーニング
少し話はかわりますが、近年の筋膜ブームの火付け役となった「アナトミートレイン」。
身体の姿勢や動きは筋膜の繋がりで説明した理論は、
画期的でアナトミートレイン前後で
ファンクショナルトレーニングの世界は一変したのではないかと感じています。
そんなアナトミートレインの本の中でも、
各ラインをストレッチするエクササイズとしてヨガが紹介されています。
しかも、単純な前後屈、側屈といった1方向に関わるラインだけでなく、
スパイラルラインやファンクショナルラインといった回旋を含み
多方向の運動が複雑に絡み合ったラインに対しても
いくつかのヨガのポーズで効果的にストレッチをかけることができると紹介されています。
アナトミートレインのような筋膜連鎖の視点以外でも、
各関節ごとの運動連鎖の視点から見てもヨガは非常に優れています。
回旋運動に伴う肩関節や股関節の屈曲や伸展、回旋の運動連鎖を的確に捉えています。
また私は趣味として野球をしているのですが、
ヨガのいくつかのポーズを組み合わせると
ピッチング動作やバッティング動作に
そっくりな動きを作り上げることができます。
そんなわけでヨガはシンプルに筋力や柔軟性という「体」の部分でも、
非常に効果的ですし、運動連鎖といった「技」の部分でも効果的なファンクショナルトレーニングなのです。
ヨガを行うことで「心技体」全てを整えることができるんですね。
ファンクショナルトレーニングで考える患者様のリハビリとは?
さて、スポーツ現場で使われているファンクショナルトレーニングについて解説しましたが、
次はリハビリ現場におけるファンクショナルトレーニングについて考えてみたいと思います。
例えば片麻痺患者様の体幹トレーニングにおいて、十分な固定性が欲しいとあなたがもし考えるとして、あなたはどのようなトレーニングを考えますか?
私なら、体幹部の固定性を高めるために、目的動作の中で骨盤底筋群や横隔膜の収縮を促します。
いわゆる腹筋トレーニングというものを利用することは少ないかもしれません。
このトレーニング1つとってもファンクショナルトレーニングの考え方が応用できます。
コアトレーニングは腹部の収縮を促すという考え方ではなく
腹圧を高めるためにお腹を膨らませるという考え方を持つんですね。
ファンクショナルトレーニングは、決してスポーツ現場だけのトレーニングではないことがわかっていただけたかと思います。
もしあなたがこのようなファンクショナルトレーニングに興味を持っていただけたのであれば、
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ぜひチェックしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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