あなたも一度は神経難病の患者様を担当したことがあると思います。
その患者様とのかかわりの中で、徐々に体力が低下し、
肺炎で熱発を引き起こし状態悪化でリハビリを中止せねばならない
という経験をしたことはありませんか?
確かに熱発したらリハビリを中止することはあります。
しかしながらその熱発の理由がもし誤嚥によるものであれば、
もしかするとその熱発は防げたものであるかもしれません。
- 神経難病に対する関わり方がわからない
- 熱発を防ぐ方法がわからない
- 呼吸機能をどのように評価すればいいかわからない
- そもそも神経難病がどのような経過をたどるかわからない
もしこのような悩みをお持ちなのであれば、
今日はちょっとしたお役立ちネタをお渡しできるかもしれません。
神経難病のリハビリでは呼吸機能の評価は必須です
筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病、多系統萎縮症や重症筋無力症など、様々な神経難病疾患がありますが、あなたは一度でも担当したことはありますか?
それぞれ様々な特性がある疾患ではありますが、きちんと評価しておきたい内容が呼吸機能です。
前述した誤嚥による肺炎ももちろんそうですが、呼吸機能を評価するということは、体幹機能を評価することにもつながります。
深呼吸や強制呼気、これらの動きの中には横隔膜の働きも含まれます。
横隔膜の動きは体幹機能を保持するためには、とても重要な役割を担うことは皆さんもよくご存じだと思います。
これらの機能をきちんと評価できるかどうかは、誤嚥の予防にも繋がるのです。
また、呼吸機能が低下してくると、人は活動量が徐々に低下してきます。
なぜなら、息苦しいところではあなたも動きたくないですよね?
息苦しいから動きたくない、動きたくないと筋力は落ちる、
筋力が落ちると呼吸機能も落ちる、その結果、息苦しさも増長してしまう。
このような悪循環に陥ってしまうわけですから、なぜ息苦しいのか、しんどいのかをきちんと評価し、その原因を探る努力をしていかなければいけません。
だからこそ、呼吸機能の評価は必須なのです。
神経難病に対する呼吸機能の評価方法を学びたいあなたへ
前述した神経難病疾患に対しての呼吸機能の重要性を理解していただいたなら
明日からのリハビリで活かしていけると思います。
ではどのように評価・アプローチをしていけばいいのでしょうか?
エポックでは神経難病疾患に特化した呼吸リハセミナーも取り扱っています。
12月には「神経難病に対する呼吸ケアとリハビリテーション」というテーマで
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの
寄本惠輔先生にお話ししていただけます。
- 神経難病疾患になぜ呼吸リハが必要なのかわかった
- 動画も交えてお話をいただいたのでベッドサイドの関わり方がわかりやすかった
- どうやって呼吸リハをすればいいかとても勉強になった
と過去のオンラインセミナーでは大人気のセミナー内容になっています。
どのように評価・治療を進めていくべきなのか悩んでいるあなたには、
おすすめのセミナーですので、ぜひあなたのご参加を心よりお待ちしております。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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