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理学療法士・作業療法士が知っておくべき認知症患者様のリハビリの進め方

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認知症が原因でなかなかうまくリハビリが進まないという経験をしたことはありませんか?

認知症の患者様のリハビリを担当したことがないセラピストはいないと思います。

 

認知機能が低下し、こちらの指示内容を理解できずなかなかうまく進まない。

その結果、治療がうまく進まないという経験を私は何度もしてきました。

 

そのたびに、どうアプローチをすればいいか悩みました。

あなたもこのような経験はありませんか?

 

  • 認知機能の低下によってなかなかリハビリが進まない
  • どのように介入すればいいかわからない
  • どのように評価していけばいいかわからない
  • 認知症に対するリハビリの目的がわからない

 

もしあなたがこのような経験や悩みを持っているのであれば、

今日は少しためになる話をしたいと思います。

 

認知症患者様に対するリハビリはとても効果的です

そもそも認知症が発症する原因の一つに、脳血流の低下に伴う非活性があげられます。

もちろん病気や障害によって起こることもありますが、

認知症の進行を遅らせるためには、運動療法は欠かせません。

 

運動は心拍出量を増加させ、全身に血液を送り込みます。

脳に供給される血液量を担保し、しっかりと脳に栄養を送り込みながら

脳を活性化させることが重要になるのです。

脳を活性化させ、認知機能低下を遅らせる。

これが運動療法、リハビリの目的になります。

認知症患者様への治療は

  • 薬物療法
  • 運動療法

この二本立てが需要なのです。

 

だからこそ認知症患者様へのリハビリは効果的だと言われています。

 

他にも患者様の生活習慣や趣味に着目してリハビリを進めるという方法も効果的です。

この考え方はパーソンセンタードケアという考え方として有名で

私も記事にしたことがありますので、こちらの記事をチェックしてみてください。

認知症患者様のリハビリで悩むあなたへ

 

様々な脳機能を活用して認知機能低下を遅らせよう

しかし、ただ運動療法を行えばいいというわけではありません。

もちろんウォーキングやエアロバイクなど全身運動ももちろん重要ですが

脳機能を徹底的に活性化させていくということも重要な役割になります。

 

たとえば

 

  • 本を声に出して読む。
  • 料理をする
  • 手芸をする

 

など、その人その人で興味というものは異なります。

 

私自身、手芸には興味がもともとありませんので、

もしやれと言われたら、嫌だと拒否をしてしまうかもしれません。

しかし料理は好きなので、勧められたら喜んでするかもしれませんね。

 

このようにその人を理解し、個別性を考えたプログラムを考えていき、

様々な作業行動を通じて脳機能を活性化させていく必要があります。

 

認知症患者様へのリハビリにはほかにも環境を整えたり、様々な注意点があります。

もし前述した内容で悩んでいるのであれば、

認知症のリハビリのコツとセラピストの理解|脳活性化リハの5原則 – エポックセミナー

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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