先日、「尿の排出速度で分かる健康のバロメーターとは?」という記事を書きました。
その中で私は腹圧を高めることができるかどうかという話を書きましたが
昔に比べて圧倒的に筋出力が落ちたことを実感しています…。トホホ。
その話を患者様に話したところ、「わかる!ワシもや」という話を聞くことができました。
こういう話って同性同士だったら気軽にできるのですが、なかなか聞く機会がないですよね。
(もしあなたの患者様とこのような話をする機会があったら是非聞いてみてください。)
と前置きはこのあたりにして、腹圧を高めるということは
意外とおなかに力を入れること、と勘違いしがちではあります。
今日は腹圧をどのようにすれば高められるか?という話をしたいと思います。
腹圧を高めるために必要な要素とは?
世の中ではおなかに力を入れて腹圧を高める方法をドローインというそうですが、
実際のところ腹圧を高めるためにはおなかを引っ込めるのではなく、
空気を大きく吸うことで腹腔内の圧を高めるほうが効率的だと思います。
だって、あなたも咳をするとき、大きく息を吸い込むでしょ?
息を吸わずに咳をするのとどちらの方がやりやすいか考えてみましょう。
と考えると、私たちが体幹機能の収縮を考える方法としては
腹筋力を鍛えるのではなく、しっかり吸い込んだ空気を胸腔内にため込み、
その空気を圧縮させるような印象を持つ必要があります。
また、横隔膜の収縮だけではなく、その下、骨盤底筋群をいかに収縮させ、
上下の壁をしっかりと保持した状態で腹圧を高めるかということが重要になってくると思いませんか?
この状態を維持することで、腹圧を高められると思うのですが、
腹筋群、横隔膜までは出てくるセラピストは多いのですが、
骨盤底筋群というキーワードが出てくるセラピストは
少ないような印象を私は受けます。
あなたはどうですか?
腹圧を高めるための骨盤底筋群の働きを学ぼう
と、このように書いていますが、実際のところ私自身も
「おしっこは何秒くらいで排出されるのか?」という疑問を持たなければ、
骨盤底筋群の活躍についてはまだまだ無知だったと思います。
体重3㎏以上の哺乳類ならほとんどの動物が排尿にかかる時間は約21秒である
尿の排出速度で分かる健康のバロメーターとは? - EPoch Official Blog
そういう意味では、くだらないような発想ではありましたが、
勉強するいいきっかけになったのではないかなと思いました。
さて、エポックでは12月に骨盤底筋群のアプローチというテーマでオンラインセミナーを開催します。
もしあなたが骨盤底筋群の活動についてもっと考えてみたいと考えているのであれば、ぜひこのセミナーをご検討ください。
明日からの体幹へのアプローチが変わるかもしれませんよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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