腕を上げにくいという患者様を担当されたことってありますか?
長く臨床で働いていると、
- 膝関節の痛みを訴える
- 肩関節の痛みを訴える
- 腰の痛みを訴える
など、色んな訴えを聞きますよね。
そんな中で、「最近になって肩が上がりにくくなった」という患者様を担当しました。
痛みは強くありませんでしたが、ある一点で引っ掛かる感じがするというのです。
あなたはこのような患者様を担当したときに何を考えますか?
- 肩関節の評価が苦手だ
- どのように治療を進めればいいかわからない
- 痛みの評価が苦手だ
もしこのように感じているのであれば、今日はちょっとしたヒントをお教えしたいと思います。
基礎から学ぶ肩関節疾患の病態理解とリハビリテーション|腱板損傷について – エポックセミナー
肩関節のリハビリで覚えておくべき評価バッテリーとは?
さて、前述した患者様を担当したときに考えておきたいこと、それは
「ある一点で引っかかる感じがする」
という主訴です。
この話が出た時に考えておきたい評価内容としては
有痛弧徴候(painful arc sign)
です。
painful arc signとは、
肩関節を挙上したときに、ほぼ60~120度で痛みを訴えることがある
という評価になります。
この症状を認めると考えたい症状としては肩関節のインピンジメント症候群ですね。
インピンジメント症候群とは上肢を挙上、外転する過程で
上腕骨と肩峰の間で関節包が挟み込まれて生じる炎症反応です。
問題は繰り返し行うことで腱板断裂に至ったり、
骨棘の形成が出たりして痛みがなかなか取れなくなるということになることです。
この状態は早めに解決していかなければいけません。
問題となる過剰な筋のリラクセーションとともに、
うまく働いている筋のトレーニングが必要不可欠になるのです。
あなたはきちんとこの徴候を見逃さずに評価できていますか?
肩関節のリハビリで悩むのは〇〇を見ていないからです
肩関節の治療が苦手だと感じているセラピストに共通するのは
脊柱や骨盤の影響を見ていない場合が多いです。
もし苦手だと感じているならまず
肩甲帯がどこまで繋がっているかをまず考えてみましょう。
上腕骨から肩甲骨、鎖骨を通じて胸骨に繋がります。
胸骨には肋骨がついており、肋骨は脊柱に接続されますよね。
つまり肩関節の治療をするうえで脊柱を考えないという選択肢はないわけです。
肩関節を構成する関節は
- 胸鎖関節
- 肩鎖関節
- 第二肩関節
- 肩甲上腕関節
- 肩甲胸郭関節
そして脊柱と多くの関節が影響しています。
それらを複合的に評価することで、
肩関節周囲炎や腱板断裂・腱板損傷の痛みを
考えていかなければなりません。
もしあなたが肩関節の治療が苦手だと感じているのであれば、
ぜひエポックのオンラインセミナーを体験してみてください。
基礎から学ぶ肩関節疾患の病態理解とリハビリテーション|腱板損傷について – エポックセミナー
とてもわかりやすく、明日からの臨床ですぐ使える知識であふれています。
あなたのご参加を心よりお待ちしております。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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