最近、手関節や手指機能について勉強する機会が増えてきています。
いままで上肢機能はOT、下肢機能はPTと分業している
回復期病院で働いていたこともあり、
なかなか上肢機能を見る機会はなかったのです。
ですが、回復期病院から急性期病院を経て、エポックは訪問なので
訪問分野で働いていることになりますが、
訪問分野では上肢機能はおろか、嚥下機能まで診ることだってありますよね。
- 上肢機能についていまいちよくわかっていない
- どのようにアプローチをすればいいかわからない
- 基礎的な内容から学びなおしたい
- 更衣動作や洗髪動作などのADLでの上肢機能がよくわからない
このように感じているのであれば、今日は一つためになる内容をお伝えしたいと思います。
最後には脳卒中片麻痺患者様への上肢機能へのアプローチを学ぶことができるセミナーをご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
治療で重要なのは解剖学・運動学だけじゃない
さて、現在私自身は免疫性疾患の患者様を担当しています。
片麻痺患者様ではなく免疫性疾患で手関節の治療?と思われるかもしれません。
ですが、ギランバレー症候群などのような免疫性疾患も
手関節などの末梢神経損傷を引き起こしますので、このような患者様も多いのです。
さて、その患者様ですが、テノデーシスアクションはきちんと保持されているのですが
手指のMP関節がきちんと伸展せず、手関節は虫様筋が過剰に収縮してしまうのです。
いやぁ。
これは困りました。
どのように治療しようか現在勉強中なんです。
そこで重要なのは、もちろん解剖学的・運動学的な話になりますが
それだけではありません。
自己免疫性疾患ですので、末梢神経損傷として、どの神経が損傷しているのか、
どの機能が残存しているのかを考えなければいけないのです。
となるとデルマトーム的にどの神経が残存しているのか、
それらを一つ一つ細かくみていく必要があるのですね。
あなたはきちんとこのような評価ができていますか?
これができないと、例えば低周波を自分でセッティングするときに
どこにどのように当てなければいけないかがわからいはずなので
ぜひ勉強してみてください。
PT・OTが学ぶべき脳卒中片麻痺患者様への上肢アプローチ
さて、エポックセミナーはPT向けのセミナーばかりではありません。
上肢機能や手指機能、高次脳機能から認知機能の勉強会まで
幅広い分野を学ぶことができます。
特に3月から甲斐リハビリテーションクリニックの副院長として活躍されておられ、
以前山梨リハビリテーション病院の課長としても活躍されていた北山先生にお越しいただき、上肢機能・手指機能へのアプローチ方法についてご講演をお願いしております。
本シリーズは全5回に渡って上肢機能へのアプローチをしっかりと学ぶことができます。
このセミナーでは第1回に更衣動作、第2回に洗髪動作、第3回に食事動作、第4回に痙性に対するアプローチ、第5回に感覚障害へのアプローチをお伝えします。
これらについて作業療法という視点ではなく、理学療法としての視点からの講義というのは珍しいのではないかと思います。
北山先生もその人柄と丁寧な講義で大変好評の先生です。
もしあなたも興味がありましたら是非ご参加をご検討くださいね。
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