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若手セラピストはクリニカルリーズニングをなぜ学ぶべきなのか?

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あなたはクリニカルリーズニングという考え方をご存じでしょうか?

リハビリの現場においてここ5年ほどで浸透してきたキーワードではありますが

いわゆる「臨床推論」ということです。

 

私たち30代世代以前の諸先輩方としては、統合と解釈といった方がわかりやすいでしょうか。

今ではこのように呼ぶことに慣れていかなければいけませんね。

 

さて、先日、効率の良い勉強方法というテーマのブログを書きました。

勉強したのに忘れている、ということを防ぐ一番効率的な方法とは?

 

そこではアウトプットが重要だという話もしましたが

その内容を少し掘り下げて話をしてみたいと思います。

 

治療に必要なクリニカルリーズニングとは?

クリニカルリーズニングは推察することです。

 

  • なぜ片麻痺患者様の連合反応が著明に出ているのか?
  • なぜ離床すると血圧が下がるのか?
  • なぜ椅子から立ち上がれないのか?

 

この「なぜ」を解決するために、その「理由」を考えることが重要なのです。

 

ただ、筋トレを行います、ただ歩行練習をしますでは、良い治療を行えないでしょう。

問題点を推察し、考察し、アプローチしてその結果を再考する。

その思考過程を作り上げることがクリニカルリーズニングなのです。

 

クリニカルリーズニングは考えて検討することが重要です

 

では、その思考過程を作り上げるためにはどのようにすればいいのでしょうか?

 

勉強会で理論を学ぶ機会は多いと思います。

しかし、クリニカルリーズニングを学ぶためにはそれではいけません。

 

それはなぜなのでしょうか?

 

理由は先日も記事で書きましたが、アウトプットという思考過程が抜け落ちているからです。

勉強したのに忘れている、ということを防ぐ一番効率的な方法とは?

  • 自分で話す
  • 書き出してみる
  • 討論する

 

これら自分の頭の中から外にアウトプットすることで、自分の思考を整理し、

考えをまとめるという作業が重要なのです。

 

そうすることで考えるという力を付けなければいけません。

そのためにクリニカルリーズニングを学ぶのですね。

 

さて、エポックでは2021年1月に心不全のクリニカルリーズニングについての講習会をオンラインで開催することになりました。

あなたの思考過程をまとめるためのいい機会になると思います。

特に若手セラピストにとっては、患者様の統合と解釈を行う機会は少ないと思います。

 

  • 先輩がやっていたから
  • 勉強会でこの方法がいいと聞いたから

 

そんな感じでリハビリするのも悪くはないでしょう。

しかしそのリハビリする理由をきちんと説明できるようになれば

もっと患者様に信頼していただけるようになりますよ。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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