突然ですが、この正月に私は夜トイレに行く際に真っ暗だったこともあり、
足元のスリッパを踏んでこけそうになった事がありました。
いや、スリッパごときで、と思うかもしれませんが、
ちょっとした段差を踏むことで体勢が崩れるということはよくあることです。
(そうであると言い聞かせてます。)
それが片麻痺患者様や整形外科疾患であればなおさらのことではないでしょうか?
幸い転倒には至りませんでしたが、あなたの患者様であれば転倒していたかも?
今日はその体性感覚について考えてみたいと思います。
体性感覚フィードバックがきちんとできていますか?
体性感覚と言えば、
- 表在覚
- 深部覚
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
などの感覚器官が働きます。
これらの感覚器官を用いて私達は情報を統合し、運動を行うのですが
どうしても感覚器官へのアプローチが少ない状態でリハビリをしている
という患者様が少なくありません。
例えば今回の私のように、真っ暗の中を歩くという練習をした経験が無かったり、
視覚を遮断した状態での動作練習をしたことがないという患者様は
訪問分野においては結構おられます。
患者様のリハビリをする上で、
- 患者様がどのような環境で過ごすのか
- 今後どんな生活スタイルをとる可能性があるのか
を想像しながらリハビリを行うということはとても重要です。
暗闇の中を歩く、床に散らばった家具や物品を避けながら歩く
このようなことを想像しながらリハビリを行うことで、
視覚情報を代償すべきなのか、
それとも足底の感覚機能を最大限使用して歩くべきなのか、
を指導することができるかもしれませんね。
動作学習方法をシリーズで学べる勉強会が開催決定!
さて、2022年1月より体性感覚フィードバックにもとづく運動学習アプローチというテーマで勉強会を開催します。
片麻痺患者様がなかなか運動学習ができないという方もおられるでしょう。
整形外科疾患でもうまく荷重がかけられないという方もおられると思います。
こうした患者様にどうやればうまく動作学習ができるかで悩んでいたりしませんか?
もしそうした内容で悩んでいるのであれば、本セミナーをお勧めします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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