EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

フレイルやサルコペニアの予防に重要な栄養|食事は本当に摂取できているか確認していますか?

f:id:EPoch:20220124162353j:plain

以前よりリハビリ栄養の重要性についてブログに書いてきましたが

最近、患者様の栄養状態が気になり始めました。

 

食事があまりとれていないと医師から指摘されたり

塩分濃度が高いから食事内容を調整してくださいと指摘されたり

という患者様が自宅で生活されているケース、実は多かったりします。

 

でも、この内容ってこちらから血液データの検査結果を見せてください

と言わないと本人忘れていたりするんですよね。

 

先日患者様が血液検査結果が出た、という話をされましたので

そのデータを見せてほしいと伝えると、実は以前から・・・という話が

ポロポロ出てきていたのです。

今日はそのような話をしたいと思います。

 

リハビリをするなら血液検査データをきちんと見る癖をつけよう

 

さて、リハビリに携わっているのであれば、

血液検査データは評価できるようになっておきたいですね。

 

それはなぜか?

 

血液検査データは、MMTやROMと同様に、

患者様の健康状態や内科的問題点を評価する一つの評価バッテリーだからです。

 

しかしながら、血液検査データの見かたって、

学生時代に学ぶ機会って少ないですよね?

臨床に出てからも、見る機会って

興味を持たないと見なかったりしませんか?

 

でも以前ブログでも書きましたが、

内科的な問題点があれば

いくら効果的な筋力トレーニングを行っても、うまく筋肉がつかなかったり

翌日に疲れやすかったりするといったことがよくあります。

 

だからこそ、血液検査データは評価できるようになっておかなければいけないのです。

 

トレーニングに必要な血液データとは一体何か?タンパク質をチェック

 

さて、では筋量を向上させたいと思っているのであれば

どのような血液データをチェックしておくべきなのでしょうか?

 

どの数値も重要な役割を担っていますが、トレーニングに欠かせない数値として

やはりチェックしておくべきところと言えば、

TPではないでしょうか?

※TPは(toral protain)総蛋白量の略です。

 

筋肉を構成する要素として必要なたんぱく質の量が足りないということは

ガソリンもない状態で車を走らせるようなものだと私は考えています。

 

いや、他の数値も重要なところはあるという意見もあるでしょう。

CRPなどの炎症数値もチェックすべきだという話ももっともです。

 

もちろんほかの数値の上下動に伴う問題点をチェックできるようになれば

その都度、患者様の状態変化に機敏になれますので、

勉強していただくことに越したことはありません。

 

ですが、ぜひリハビリに従事するあなたには、

総蛋白量がきちんと足りているかどうかを

チェックするようにしてほしいと思います。 

 

 

食事内容の前に食事動作はできていますか?

さて、栄養状態のチェックの重要性はここまでで十分理解していただけたと思います。

血液データなので栄養不足が予想された際、パッと思い浮かぶのは

食事内容だと思います。

食事量が少なくなって、栄養不足になるわけですが

その食事量の減少の原因として

そもそも食事動作はできているのか?

といった視点を持たなくてはいけません。

 

患者様の中には食事動作がうまくできなくて

食事をすることに疲れてしまい、残してしまうということが往々にしてあるのです。

 

そんな患者様がいた時のために、食事動作について学んでみませんか?

 

生野達也先生の

脳卒中片麻痺のADLリハの進め方|食事動作を細分化したアプローチ法 – エポックセミナー

を開催いたしますので、ぜひご参加ください。