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あなたの患者様に歩行動作練習は本当に必要かを今一度考えよう

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先日セミナーの中で、このような話がありました。

 

「90歳を超えた患者様が本当に

今から歩行動作を獲得する必要があるのか?」

 

その時、私の新人時代に先輩に言われた言葉が脳裏をよぎりました。

 

「患者様の生活スタイルを想像しながら、

患者様に合った能力を獲得していくように」

 

と教えていただいたのです。

 

病院で働いていると、様々な患者様が入院されてこられます。

 

もちろんリハビリの運動の一環で歩行練習を取り入れることは重要ですし、

早期離床、早期歩行は病院の方針ですから促していく必要があります。

 

しかしながら、最終的にどこで生活するかによって

本当に歩行動作を獲得すべきなのかということは考えていく必要があります。

 

歩行動作よりももっと獲得しておくべきことは何か?

それを今日のブログでは考えていきたいと思います。

 

リハビリにおいて患者様は本当に歩行動作の獲得が必要なのか?

 

患者様のリハビリの中で、高齢者のリハビリを担当するうえで

歩行練習をリハビリの中に取り入れるセラピストは少なくないと思います。

 

ですが、なかなかADLに結びつくレベルの歩行動作が獲得できず、

悩んでいたりしませんか?

 

もちろん、その方が求める生活スタイルの中で

歩行動作が本当に必要なのであれば

歩行練習を行う必要はあります。

 

しかしながら歩行が必要としない場合もあります。

そんなときに歩行練習をする必要が本当にあるのでしょうか?

 

 

患者様に寄り添うリハビリを提供しよう

もし施設に入所するのであれば、広い空間で自分で歩くより、

車いすを自走して生活空間内を自立できる方が、

ADLレベルは上がるでしょうし

その方が自分でできることや意欲も向上するはずです。

 

何より人生を笑って過ごしてもらいたいじゃないですか。

 

この人生とても楽しかったな、面白かったなと。

 

このように患者様に寄り添ったリハビリができていますでしょうか?

 

先日のセミナー中に講師の先生が

「余命少ない患者様が笑って過ごせる能力を獲得させてあげたい

そのために歩行練習は本当にその患者様に必要なのか考えてほしい」

という言葉に胸を打たれました。

 

もちろん、歩行練習が悪いというわけではありません。

 

歩行動作を獲得するために我々は技術や知識を研鑽していかなければいけません。

ですが、患者様の予後に歩行動作が本当に必要かは今一度考えて、

目標設定はしていかなければいけませんね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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