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理学療法士や作業療法士が症例発表をするメリットとは?

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先日初学者のための臨床研究入門というセミナーを開催させていただきました。

 

初めてテーマでの開催でしたので、うまくいくかどうか不安でしたが

非常に多くの受講生様にご参加をいただきました。

 

初学者のための臨床研究入門|論文の読み方、探し方、まとめ方#1380seminar.ep-och.com

 

心よりお礼申し上げます。

 

このセミナーを開催して思ったことは、

やはり臨床家において文献の読み方や研究論文の読み解き方を

学ぶ機会が少ないのだなと感じました。

それと、これからの時代、新しい知識や技術を身に着けるためには、

臨床的な技術だけでは生きていけないと

痛感しているセラピストが多いなという印象です。

 

さて、セミナーもそうですし論文抄読もそうですが

読むだけではなかなか身につくことは少ないという記事を以前書きました。

リハビリ職がまだ知らない必見の勉強方法

 

読むだけでなく、自分の知識を表に出すために必要だということについて

今日は書いてみたいと思います。

 

理学療法士や作業療法士が知識をまとめるために必要なこととは?

さて、以前のブログではラーニングピラミッドという内容について記事にしましたが読んでいただけましたでしょうか?

 

ラーニングピラミッドとは、自分の得た知識を覚えるだけでは

 

習得率は微々たるものであるという概念です。

リハビリ職がまだ知らない必見の勉強方法をお伝えします 

 

 

そのためにあなたにできることは何でしょうか?

私は症例発表が定期的にできるといいのではないかと思っています。

 

症例発表は自分の患者様を簡潔にまとめ、問題点の抽出や目標の設定について

皆で討論する場だと思っています。

もちろん書類にして出す必要はないのですが、以下のようにまとめることができます。

 

症例の問題点を抽出する 理学療法士・作業療法士の症例発表

今何が問題なのか、ADL上何が困っているのかを明確にする。

そのうえでどのように治療を進めていくかを決定する。

 

目標を検討する 理学療法士・作業療法士の症例発表

いつまでに何を獲得するのか、どのような方法で日常生活を営んでいくのかを検討する。

(例えば福祉用具は社会的サービスの利用について多職種と相談する。)

 

自分の治療についての再考 理学療法士・作業療法士の症例発表

自分の治療がどのように進んでいるのか、目標達成に至っているのかどうかを再考する。

そのうえで方向性を再検討する

 

これらの内容は実は臨床研究とほぼ流れは一緒です。

ですので、臨床研究というと大掛かりな研究データを集約して

学会で発表しなければいけないと思われがちではありますが、

実は私たちは日々の臨床の中ですでに臨床研究を行っているのです。

 

もしあなたがもっとよりよく臨床研究や症例発表ができるようになりたいと感じているのであれば、

このセミナーをぜひチェックしてみてください。

 

あなたのご参加を心よりお待ちしております。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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