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多職種連携に必要なADL・IADL評価とは?

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理学療法士や作業療法士のあなたがリハビリ現場で悩んでいることはどんなことですか?

  • 患者様の情報収集
  • 問題点の抽出
  • 治療技術
  • 退院指導

様々な内容であなたは悩むと思います。

この悩みは働く場所によって変わることはなく、

常に考えておくべきことだと思います。

 

ですが、他にも考えておくべきことはあります。

 

  • 家事
  • 料理
  • 洗濯
  • 入浴
  • 更衣

これらはADL評価として知られていますが、

これ以上に調べておくべきことがあるということをご存じですか?

 

私が病院勤務でリハビリを担当するのと、訪問分野でリハビリを担当するので

実際に躓いたことについて、今日は書いてみたいと思います。

 

理学療法士・作業療法士が覚えておくべきADL評価、IADL評価とは?

さて、今日は日常生活動作の評価についてお話をしたいと思います。

皆さんは学校でADL評価については学んできていると思います。

 

しかしながら、実際病院勤務で働くと、ADL評価やリハビリ現場を

他職種に任せっきりになって、実際に「自分の目で見る」

ということを怠っていたりしませんか?

 

私自身も、回復期病院で働いているときは、

ADL評価を自分自身の目で見なければいけないと

さんざん先輩に叱られたのを覚えています。

今となってはその先輩の言葉が臨床に生きているので感謝しかありませんが

その時は「いや○○さんが評価してるのに見る必要あるの?」

なんて生意気なことも思っていました。

 

この感覚って実は多いんじゃないかと思っています。

 

特に急性期に移動したときは、ADL評価をする暇もなく、

早期離床、早期退院、痛みの評価や治療を優先して

目まぐるしく走り回っていた時代もありました。

 

しかし、訪問分野で働くことになった今では、

ADL評価・IADL評価がとても重要だと感じています。

 

なぜなら、訪問分野では自分が評価しなければ誰も評価してくれません。
理学療法士だけ、もしくは作業療法士だけしか訪問しないということも多々あるのです。
ならだれが評価するのか?

それはあなたなのです。

 

ADL評価とは?理学療法士・作業療法士が知っておくべき評価

さて、ADL評価とはご存じの通り基本的な移動や更衣、入浴などの

日常生活を営むための最低限の能力のことを指します。

項目としては

  • 食事
  • 排泄
  • 移動
  • 入浴
  • 更衣
  • 洗面
  • コミュニケーション

などがあげられます。

 

なぜADL評価をしなければいけないのか、それは日常生活上必要な行動であり

基本動作が獲得できたのであれば、その基本動作を用いて日常生活に落とし込み、

問題点を評価していかなければいけないからです。

 

特にADL評価はデュアルタスクを行うことが多く、

高次脳機能が必要な動作が数多く存在します。

【併せて読みたい】

高次脳機能障害の見分け方がわからない方はこちらをチェック

ADLを阻害する高次脳機能障害の見分け方がわからないあなたへ

 

IADLとは?理学療法士・作業療法士が知っておくべき評価

IADLとは、手段的日常生活動作と呼ばれています。

これは日常生活を営むために自分自身で最低限出来なければいけない行為であり

基本動作やADLよりもより高度な動作に相当します。

 

と書くととても難しそうですが、一人暮らしをしたことがある方は「あぁなるほど」となる項目だったりします。

項目としては

  • 掃除
  • 料理
  • 洗濯
  • 買い物
  • 電話対応
  • 金銭管理
  • 服薬管理

などがあげられます。

 

これらの評価項目を私自身は病院勤務時代にはなかなか見る機会がありませんでした。

しかしながら、在宅で働くようになって、担当療法士が一人しかいないという状況では、

これらをきちんと評価しておくべき理由とその重要性に気づいたわけです。

 

患者様が日常生活を自立して営むためには、これらのサポートや評価が必要不可欠なのです。

 

これらの情報をしっかりと多職種に伝え、自分一人で担当できない場合は誰かに応援を求める、この感覚を学ぶことも大切かもしれませんね。

多職種連携に必要な勇気とは? 知らないは恥じゃない 

多職種連携についても記事にしています。ぜひチェックしてみてください。

 

もし多職種連携やチーム医療についても学びたいならこちらのセミナーをチェックしてください。

パーキンソン病の理解とその関連疾患の予後予測やチーム医療、運動療法について – エポックセミナー

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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