患者様の中には心疾患を患っていて、なおかつペースメーカーを埋め込んでいるという方も少なくないでしょう。
そんなペースメーカーですが昔から言われているリスクとして
電磁波によるペースメーカーの機能障害ですね。
先日もリハビリ中にペースメーカーを埋め込んでいる患者様が
ペンダント型の緊急通報システムの導入に当たって
ご自身のペースメーカーが不具合を起こさないか心配をしていました。
というわけで、今回はペースメーカーと電子機器の関係についてお話しします。
ペースメーカーは現在、左右どちらかの鎖骨下3cmほどのところに埋め込みます。
ペースメーカーは超精密なコンピューターのため、外部からの電気や磁力の影響を受けやすいという欠点があります。
そのため、生活する上で強い電波を発するものには近づかないようにする必要があるとされています。
ペースメーカーに影響を与える物リスト
一般的な家庭で使用される家電製品であれば概ね問題はありませんが、
影響を与えるレベル毎で分類されたものとしては以下のものがあります。
①近づいても影響を受けないもの
- 電子レンジ
- 電気毛布
- 電気こたつ
- 掃除機
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- 電気バリカン
- 電気カミソリ
- 電動マッサージ機
- ヘアドライヤー
- テレビ
- ラジオ
- コピー機
- パソコン
- 補聴器
- 電車
- 自動車
- バイク
- TVゲーム
- 血圧測定器
②近づくと影響を受ける可能性があるもの
- 電磁調理器
- IH炊飯器
- 電気のこぎり
- ドリル
- 研磨機
- 高出力トランシーバー
- 携帯電話
- 家庭用コードレスフォン
- PHS
- 盗難防止器
- 金属探知機
- 体脂肪計
- 全自動麻雀卓
③強く影響を受ける可能性があるもの
- 低周波治療器
- 高周波治療器
- 発電装置
- 大型モーター
- 高電圧設備
- 強力な磁場の発生する場所
このように普通に生活している限りは強い影響が出るようなものはあまりないようです。
携帯電話は22cm以上離せば問題ない
これらの中で最も頻繁に使われるものとしてはやはり
携帯電話
があると思いますが
携帯電話も22cm以上話せば問題はなく、胸ポケットに入れたり、ペースメーカーが入っている側で通話するといったことをしなければ問題ないようです。
冒頭のペンダント型の緊急通報システムも首から下げるのではなく、腰からぶら下げるなどの対策をとれば問題ありません。
そんな中でスイスの応用化学芸術大学医用工学・医療情報学研究所がApple社とMicrosoft社の主要な電子機器を埋め込み型の除細動器に近づけた際に除細動器が停止する距離を探ったところ
2〜3cmと報告しています。
つまり、胸に近づけない限りは原則的に影響を及ぼさないということになります。
とはいえ、万が一にでも機能停止するわけにはいきませんから
やはり、従来のように22cm以上というのは意識しておいた方が良いかもしれませんね。
もしも、あなたがペースメーカーを使用している患者様にこのような疑問をぶつけられたら
今回、紹介したことを参考にしてみてくださいね。
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