整形外科やクリニック、回復期など様々な職場で働いている中で
徒手技術を求められる場面は多いと思います。
そうしたときにあなたはリラクセーション技術を利用すると思いますが
その時にどのようなことを考えながら行っていますか?
もし何も学んだことがないというのであれば、
トリガーポイントリリースの技術を学んでおくことをおすすめします。
それはなぜか?
トリガーポイント技術は筋・筋膜への治療として効果的だからです。
トリガーポイント治療に必要な関連痛とは?
関連痛という言葉をご存じでしょうか?
問題となっている部分は実は痛みが出ている部位と異なる部分にあるという考え方です。
例えば股関節付近にできるトリガーポイントが
膝に痛みを起こすということは多々あります。
他にも腰背部痛のトリガーポイントは
中殿筋や小殿筋であるということは有名な話ですよね。
このように症状が出ているところを触らずに治療することが、
筋膜リリースやトリガーポイントリリースでは可能となります。
今日は関連痛として有名な症状を少しご紹介します。
小殿筋
小臀筋のトリガーポイントは下肢外側を中心に足部まで広範囲まで広がります。
小臀筋は中臀筋の深部に存在するため直接触れることはできません。
作用としては中臀筋の作用と同じなので、股関節の外転作用があります。
リリースの方法としては中臀筋のリリース方法とほとんど変わらないですが、
より深く押し込んでいく必要があります。
脊柱管狭窄症の症状について治療しよう!
前脛骨筋
前脛骨筋のトリガーポイントは下腿前面から母趾にかけて関連痛を引き起こします。 これは先ほどの例で出したL4の感覚領域にある部分なので、
神経根症状と間違われやすいです。
トリガーポイントの症状だった場合は、感覚症状などは起こらないはずなので鑑別が可能と思われます。
そのほかにもトリガーポイントの場合は圧痛や関連痛が再現されるので実際に触診できれば神経根症状と鑑別することは比較的容易であると思います。
リリースの方法としては、テニスボールなどで前脛骨筋の位置を確認し
圧痛や関連痛が出る部位を探して「痛気持ちいい」ところを探してください。
脊柱管狭窄症の症状について治療しよう!
長趾伸筋
長趾伸筋は下腿前面から第2〜4趾にかけて関連痛を引き起こします。
これはデルマトームでいうとL5の領域と重なる部分なので、間違えやすいと思われます。
逆に腰椎の上の方で狭窄をしている患者さんの場合は、神経根ではなく関連痛の可能性もあるということです。
リリース方法としては前脛骨筋の時と変わらないのですが、
長趾伸筋は前脛骨筋の隣にあるので間違えないようにしましょう。
脊柱管狭窄症の症状について治療しよう!
トリガーポイントで考える肩こりとは?
外来患者様の症状として
めまい、耳鳴り、頭痛、吐き気
これらの症状を訴えられる患者様はおられませんか?
整体院で患者様を対応していると、
このような症状を訴えられる患者様が多く見られます。
皆様の職場ではいかがですか?
それは内科的な話だから・・・
とか
薬の副作用では??
とか
こう考えることもできますが
実はこれは頭頚部の可動域制限やアライメント異常、
そして筋膜の影響によるものかもしれません。
他にも例えば胸鎖乳突筋は
後頭部痛や顔面痛、耳の痛み、あごの痛みなど
様々な疼痛領域を持っています。
ですがなかなか胸鎖乳突筋が
治療の対象になることが少なくありませんか?
同じように肩こりは慢性的な筋疲労として理解されていますが、
実はこれは早期に対処しておかないと
あとあと問題となる症状が多数現れます。
めまい、耳鳴り、頭痛、吐き気
これらを訴える患者様に共通するのは肩こりという症状です。
肩こりを馬鹿にしてはいけません。
肩こりから始まる症状はたくさんあるのです。
結果を出したいならトリガーポイントを学ぼう
近年では強い刺激の筋膜アプローチは
臨床現場では避けられがちになっていますが
それが間違いであるということがわかります。
国民病としても認知されている肩こりは
きちんと筋膜をリリースしていくことで、
効果は抜群に働きます。
その効果的なアプローチをするためにはどれくらいの強さで押せばいいのかという悩みも尽きないことでしょう。
- 結果を出す治療技術を学びたい
- 痛みを今すぐに取り除ける技術を学びたい
- 自分の身体の使い方を学びたい
ぜひセミナーを受けて体感してみてくださいね。
受講生様からの声
リラクゼーションを行う際、指の力が入りがちになっていましたが、体軸がしっかりすることで、セラピストの負担も減り、とても参考になりました。
変化を実感できてとても良かったです。
患者さんへの治療に応用したいと思いました。
勉強になりましたし、とても楽しかったです。
実際に効果を体験することができました。
明日からの治療に役立てて知識を自分の技術にしていきたいと思います。
身体の使い方でここまで違うと思わなかったです。ありがとうございました。
衝撃!あなたの身体が〇〇だと、治療効果が変わっちゃいますよ。
とお喜びの声をいただく評判のセミナーとなっております。
現在トリガーポイントセミナーは毎週開催しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
理学療法士・作業療法士が臨床のヒントを探すならエポックセミナー
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士をはじめとする コメディカル、セラピストのための臨床に活きるセミナーがここにあります。 seminar.ep-och.com