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橈骨遠位端骨折と転倒頻度の関連とリハビリについて


臨床では毎日様々な問題を抱えた患者様を担当する機会があると思います。

高齢者の骨折頻度で多い、

  • 上腕骨近位端骨折
  • 圧迫骨折
  • 大腿骨頸部骨折
  • 橈骨遠位端骨折(以下コーレス骨折)

は高齢者の4大骨折とも呼ばれています。

 

特にコーレス骨折は高齢者の骨密度とも密接に関連しており

骨折の再発などを注意しておく必要があります。

 

  • コーレス骨折のリハビリは何をすればいいかわからない
  • なぜコーレス骨折と骨密度の関連性があるのかわからない
  • コーレス骨折を保有する患者様で考えておくべきこととは?

 

もしこのような質問について明確な答えを持っていないのであれば、

今日のブログはちょっとした豆知識になるかもしれませんのでぜひチェックしてみてください。

 

高齢者の骨折で多いコーレス骨折と骨密度の関係とは?

さて、コーレス骨折と骨密度の関係について考えてみたいと思います。

コーレス骨折を保有する患者様を担当したのであれば、

ぜひ骨密度が低い、転倒リスクが高いという認識を持ってほしいです。

 

それはなぜかあなたは説明できますか?

 

骨折に骨密度が関係する理由はわかるけど、

なんでコーレス骨折を持っていれば骨密度が低く、

転倒リスクが高いかを明確に説明できないのであれば、

まず骨密度をどこで測るかを学んでみましょう。

 

骨密度の測定方法はX線を用いて測定します。

一般的には

  • 腰椎
  • 大腿骨近位部
  • 橈骨前腕部

このあたりで測定します。

つまり、橈骨遠位端の骨密度が低いということは手をついたときに骨折しやすいということです。

 

逆に骨密度が低く、骨粗鬆症の治療をしているという患者様を担当したのであれば

コーレス骨折のリスクがあることをきちんと説明しなければいけません。

 

理学療法士・作業療法士向け橈骨遠位端骨折のリハビリテーション

 

なぜコーレス骨折を保有する高齢者は転倒リスクが高いのか?

さて、ではなぜ骨粗鬆症を保有する患者様は転倒リスクが高いと言えるのでしょうか?

 

まず骨粗鬆症を引き起こす原因としては、行動範囲の狭小化、それに伴う活動量の低下、いわゆるサルコペニアが考えられます。

その結果、抗重力伸展活動が少なく、骨にかかる重力の刺激が減少し骨粗鬆症を促進すると考えられています。

 

【併せて読みたい】

内部障害を持つ患者様の転倒リスクについても知りたいなら

内部障害を持つ患者様がなぜ転倒しやすいのか説明できますか? 

 

つまり、コーレス骨折を保有する患者様の転倒リスクは高く、

転倒の再発予防はセラピストにとって急務になるのです。

 

ぜひコーレス骨折を受傷された患者様には、転倒予防のアプローチも並行して行ってください。

 

 

さて、今後エポックではコーレス骨折についてのオンラインセミナーを開催します。

講師は大阪急性期・総合医療センターの上田剛裕先生にお越しいただきます。

テーマは理学療法士・作業療法士向け橈骨遠位端骨折のリハビリテーションです。

ぜひチェックしてみてくださいね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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