リハビリだけに限らず、私達も含めて、やる気というものはどこから生み出されるのでしょうか?
いつまでも失敗ばかり起こしている物事について、やる気は出るものなのでしょうか?
リハビリ現場でも、患者様に立ち上がり練習をしていただいていて
何度も同じ失敗を繰り返してしまうと、
次第に患者様もやりたくなくなってきてしまうという場面をよく目にします。
これは私達でも一緒で、やりたいことがあるのに、何度も失敗してしまうと
もう自分にはできないのではないかと思いこんでしまう現象です。
実はこれは脳科学的に説明される内容なのです。
今日は患者様やあなたのやる気を引き出すために、すべきことについて書いてみたいと思います。
患者様のやる気を引き出すために必要な課題設定とは
さて、ここからのお話は患者様のモチベーションを高めるために、
これからすべきことを書きますが、
この内容は私たち自身にも当てはまるということを前述しておきます。
まず、患者様は今までできていた動作ができなくなったという劣等感に苛まれておられます。
その状態で、立ちましょう、歩きましょうと言われても、できるわけないじゃないかと思われても仕方ありませんよね?
そもそも今の現段階でそれが可能な能力を有しているのか?
を正確に把握しておくことが重要です。
この能力の把握は患者様のモチベーションを左右させる重要な要素なので覚えておいてください。(ちなみに子供の教育も同じです)
失敗経験を積み重ねるとヒトは行動抑制という機能が働きます。
いわゆる某CMで使われているやる気スイッチがオフになるという現象です。
この失敗経験を積ませないように、いかに課題を設定してリハビリに取り入れていくのか、ということが重要になります。
私たちの何気ないリハビリ課題の提示で、患者様のモチベーションを左右しているということを忘れないでください。
「できないこと」が「できること」に変わるために必要なこととは?
患者様がモチベーションを維持できるかどうかは、あなたの課題設定によるということを書きました。
ではそのできないことができることに変わるために必要なことについて必要なことは何でしょうか?
それは毎回のリハビリにおいて、課題設定を少しずつ変えていくということです。
患者様の身体能力は刻一刻と変化します。
今までできなかったことが、成功率5割になり、8割になり、10割になる
だんだん状況は変わるのですから、課題設定も変えていく必要があります。
その課題設定を無理なく調整していくのは、セラピストの技術だと私は思います。
リハビリ現場においても、学習教育においても
成功体験を積ませて徐々に課題設定を変更していくためには
じっと患者様の状態を把握していく必要がありますね。
ぜひ患者様の「できないこと」が「できること」に変わる瞬間を提供してあげるようにしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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