ご高齢の方のリハビリをしていて最も避けたいものの1つが
転倒です。
転倒して骨折・・・特に大腿骨頸部骨折を起こしてしまうと
それをきっかけに寝たきりになってしまうことも少なくありません。
そのためにどうしたら転倒を防ぎながらリハビリを進めていくことが最も重要になります。
では、転倒を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
そのためには患者様自身の能力である内的要因と
そうではない外部の環境である外的要因を
考えていく必要があります。
自宅での転倒が6割 自宅のどこで転倒するのか?
まずは外的要因ですが転倒をしやすい環境には何があるのでしょうか?
実は転倒の6割は自宅で起こっていると報告されています。
具体的には
- 居間
- 階段
- 階段
- ベッド
- 廊下
- 浴室
となります。
居間では家電のコード、寄れたりめくれてしまっているカーペット、床に置いたもの、廊下との境にある段差といったものにつまづいて転倒をします。
玄関や階段では段差も大きく、それをうまく昇れなかったり、降りれなかったりして転倒します。
玄関では靴を履くときに立ったまま履こうとして、転倒する人も多いでしょう。
廊下では床が滑りやすかったり、物がたくさん置いてあってつまづいて転倒をします。
浴室では着替える時、特にズボンを脱いだり履いたりする時に座らずに立ったままで転倒することが多いでしょう。
浴室内も濡れて滑るので危険ですね。
自宅ではこのような環境で転びやすくなるので、自宅で思い当たるような箇所がないかどうかしっかりと確認する必要があります。
転倒しやすい原因は身体能力や薬の影響
では、今度は患者様自身の能力である内的要因ですがこれも様々です。
まずは脚の筋力。
当たり前ですが、身体を支えているのは脚です。
ですので、身体を支えるほどの脚の筋力がなければ転倒をしてしまいます。
また身体の柔軟性も重要です。
人の身体には立ち直り反応といって、重心が移動した際に首や体幹を動かして頭や肩を平行に保つ機能があるのですが
この立ち直り反応を出すための首や体幹の柔軟性がなくなっている高齢者の方は非常に多く
これによって歩いたり、立ったり座ったりと色々な動作の時にバランスが取れずに転倒してしまいます。
またステップ反応といって転びそうになった時に咄嗟に手や足を出さなくてはいけないのですが
こちらの反応も柔軟性や筋力低下の影響で出しにくくなっており転倒します。
他にも薬の影響でフラフラしてしまうという方もいますので
複合的に診ていく必要がありますね。
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