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高齢者に多い痛み。緩和させるためにマッサージしておきたい筋肉とは


高齢者の方になると様々なところが痛くなってきますね。

 

肩が痛い

 

腰が痛い

 

膝が痛い

 

多くの場合が骨をはじめとした様々な組織の変性にものと言われてしまいますが

 

それだけではありません。

 

もちろん、変性による痛みもあるのですが

 

中には変形によって負担が増えた

 

筋肉の疲労による痛みというものも少なくなりません。

 

 

理学療法士や作業療法士の方の中には

 

マッサージ系の手技をよく思わない方も多いと多いますが

 

筋・筋膜に対するマッサージ系手技は痛みの緩和にとって非常に重要な手技と言えます。

 

 

 

そこで今回は代表的な痛みとそれに対してアプローチして欲しい筋肉を紹介します。

 

 

代表的な痛みの原因となる筋肉

 

まずは腰痛ですが

 

  • 脊柱起立筋
  • 大殿筋
  • 中殿筋

です。

 

患者様の多くは円背で前傾姿勢になります。

 

そのため背中を支える脊柱起立筋はもちろんのこと

 

股関節でも支えなくてはいけないため、股関節を伸展させる大殿筋や中殿筋に負担がかかります。

 

 

 

特に中殿筋は腰痛だけでなく大腿部にも痛みを起こして、坐骨神経痛とも診断されるので

 

要チェックの筋肉です。

 

 

次は膝の痛みですが

 

膝といえば大腿四頭筋。

 

こちらもしっかりとアプローチしたいですね。

 

他にも縫工筋。

 

縫工筋は膝の内側にある鵞足部に痛みを引き起こす代表的な筋肉です。

 

患者様が「膝の内側が痛いんです。」と訴える時はこの縫工筋で改善することが非常に多いので

 

ぜひ試していただきたい。

 

 

次に肩の痛みですが

 

よくマッサージされるのは

 

三角筋や棘上筋かなと思いますが

 

加えて欲しいのが

 

棘下筋と斜角筋です。

 

どちらも肩に痛みを引き起こす筋肉としてはトップクラスに多いとされていて

 

腕を上げた時に痛むというのであれば棘下筋。

 

動かしてなくても腕全体が重い、ズキズキするというのであれば斜角筋

 

で改善することが多いのでお試しください。

 

 

また痛みとは違いますが、高齢者で多い

 

こむら返り。

 

こちらは腓腹筋が原因で起こることが多いので

 

腓腹筋をしっかりとほぐしてあげると

 

夜に足が攣って起きてしまう

 

なんてことが劇的に減ってきます。

 

根本的な解決には姿勢や運動の改善だけど、痛みを緩和させることは大事

 

いかがでしたか?

 

筋肉だけが原因でがありませんが多くの痛みは筋肉の過負荷であると言われています。

 

姿勢や運動など負担になっているものを取り除かなければ根本的な解決にはならないかもしれませんが

 

筋肉をほぐすことで痛みを緩和することができるのであれば

 

それだけでもADLは上がりますので

 

ぜひ筋・筋膜へのアプローチはしていただきたいですね。

 

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