3年ほど前になりますが実際の患者様をお呼びしての
セミナーを開催させていただいたことがあります。
講師は動きのコツ研究所の生野先生のセミナーです。
あなたは患者様のADL動作について、評価や治療、再評価などをどのように実施していこうか、悩んだことはありませんか?
実際に評価をする際、各々症状は異なる為、
様々な視点から見ていかなければなりません。
そんなとき、あなたはまず何から評価していきますか??
日常生活の動作練習を細分化して評価してリハビリを進める方法について考えてみたいと思います。
患者様が感覚のイメージを理解できているかどうかがとても大切!
リハビリをする上で、身体の体性感覚や
イメージ力というものはとても大切になります。
例えば歩行動作においては患者様の床に接地している足部の感覚や視覚からの情報を、
あなたは十分評価していかなければいけません。
脳血管障害を患っている患者様は感覚が鈍く、
運動イメージが作れないから力が入らないという
メカニズムに陥ることが多く見られます。
そのため麻痺側を使わず、健側ばかりを使用する方を臨床で
見かけることは少なくありません。
健側ばかり使用するのではなく、麻痺側から得られる情報を有用的に使用して、
しっかり体性感覚を通じてフィードバックさせることが、とても重要なのです。
あなたは自分の考えを、しっかりと患者様に伝えることができていますか?
また、自分の考えと患者様の感じ方が合っているか、聴取し共有出来ていますか?
生野先生の講義は、唯一地面に接地している足底の感覚に焦点を絞り、上記内容を踏まえた講義をして頂いていました。
足底からの感覚入力が十分理解できているかどうかで、
動作がガラッと変わってくるのです。
これは日常生活動作においても同じことが言えます。
例えば整容動作においても、座面の感覚をしっかり理解した上で、
上肢の動きに伴う座面の重心移動をきちんと理解しなければいけません。
“ちょっと強く”や“少し弱く”などの表現ではなく、擬音語を用いたほうが、患者様が理解しやすいようです。
例えば、「す~っと前に重心を持ってきてください」というように。
擬音語はなかなか伝わりにくいと思う方もおられるかもしれませんが、
重心移動についても
「ジワ〜っと」、が分かりやすい人
「スッ」とでは分からないけど、「ス〜」だと分かる人
それぞれ解釈に差があることが受講生どうしの会話で分かりました。
今回の患者様ではじわ~っとという言葉がわかりやすかったようですね。
これは、リハビリ以外の時間にも自主練としても活用出来ます。
“ちょっと前の方に体重を移す練習をして下さい”と言われるよりも
“踵は地面から離さず、ジワ〜っと土踏まずから前の方に移して下さい”と言われた方が
練習もイメージが湧きやすいという新たな発見がありました。
※わかりやすいかどうかは個人差があります。ぜひ色々試してみてください。
このような感覚入力についてしっかり学べる機会はなかなかないと思いますが、
エポックでは生野先生に再度ご登壇いただきます。
脳卒中片麻痺のADLリハの進め方|整容動作を細分化したアプローチ法 – エポックセミナー
あなたのご参加をお待ちしております。
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