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指が伸ばせない ばね指は糖尿病で発症リスクが高くなる

  • 指が痛い
  • 指を伸ばす時に引っ掛かる感触がある
  • 指を曲げると伸ばせなくなる

こんな症状があると「ばね指」という診断が下ることが多いのですが

このばね指が糖尿病の人に多く、手術でも治癒が遅いということが最近の研究で報告されました。

 

腱の肥厚がばね指の原因

 

そもそもばね指とはどのようなものなのでしょうか?

ばね指は指を曲げるための腱とその結合組織の肥厚によって起こります。

それによって、指を曲げ伸ばしをする時に腱鞘で腱が引っ掛かってしまい冒頭のような症状が起きてしまいます。

原因としては手指の使い過ぎがあり、治療法としてはステロイド剤を注射しつつ安静にしておくことが1つですが、症状がおさまらなければ手術が必要になることもあります。

 

そんなばね指ですが、スウェーデンの研究でばね指の患者様に糖尿病が併発していることに気付き、研究したところ

糖尿病を患っているとばね指の発症率がおよそ5倍にもなっていたと報告されていたのです。

また、手術後の回復も糖尿病を患っていると遅くなるとも言われています。

 

なぜそうなるのか、メカニズムははっきりとわかっていないようですが、

 

血糖値が高いほど、腱と結合組織の肥厚が起きやすくなるからではないかと考えられています。

 

また、手術後の回復が遅いのは糖尿病になると血流が悪くなり、損傷の治癒が遅くなるということと同じメカニズムが働いているのではないかと考えられますね。

 

トリガーポイント療法でばね指を解決しよう

 

そんなばね指ですが、我々理学療法士でもできることがたくさんあります。

 

そのうちの1つが筋膜リリースであり、さらに言うならばトリガーポイント療法です。

 

トリガーポイントといえば、広範囲に痛みを引き起こす「関連痛」が有名ですが、症状は他にもあり、その1つが「腱の肥厚」なのです。

 

つまり、ばね指を引き起こす腱の肥厚はトリガーポイントによるものであることが非常に多いんですね。

実際に私も10年以上にもなるばね指を数回のトリガーポイント療法で改善させ、その後の再発もないという症例を何人も経験してきました。

 

では、どのトリガーポイントにアプローチすればよいのでしょうか?

 

それは「浅指屈筋」「深指屈筋」「長母指屈筋」です。

 

母指のばね指であれば「長母指屈筋」

それ以外の手指のばね指であれば「浅指屈筋」「深指屈筋」

をしっかりとほぐしてみてください。

 

しっかりとほぐすことができれば、数回のアプローチで改善できるはずです。

 

そんなトリガーポイント療法ですが、年明けにセミナーが開催されますので

痛みに対するアプローチを学びたい方はぜひご参加ください。

 

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