EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

肩関節周囲炎のリハビリにお悩みのPT・OTにおすすめの徒手療法

 肩甲骨の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

 

  • 腕が挙がらない
  • 頭に手が届かない
  • 髪の毛をとかせない
  • 背中がかけない
  • 荷物を持つと肩が痛い
  • 肩が痛くて夜も眠れない

 

このような肩関節に症状を訴える患者様はとても多いと思います。

 

そして、肩関節の障害で最も難渋するのは

一般的に「四十肩」や「五十肩」と呼ばれる

肩関節周囲炎ではないでしょうか?

 

この肩関節周囲炎は治癒に至るまで1年近くの長期間を要し、

劇的な改善が見込める治療法が極めて少ないため多くのセラピストを悩ませています。

その理由について今日は解説したいと思います。

 

痛みが強く出る肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)とは?

肩関節周囲炎はその名の通り「肩関節の周りが炎症を起こしている」疾患です。

炎症を起こす組織は主に筋肉や、靱帯、腱、関節包などの軟部組織です。

 

肩関節周囲炎には炎症期、凍結期、回復期という3つの時期があります。

 

炎症期は強い痛みのために少し動かしただけでも激痛が走ったり、

動かしていなくてもズキズキとした痛みがあり、

痛みで眠ることができないという方までいます。

その後、痛みは減ってくるのですがその代わりに拘縮により全くと言っていいほどに

肩が動かせなくなります。この時期を凍結期と言います。

この凍結期が過ぎると回復期になり、少しずつ動かせるようになってきます。

 

この1連のサイクルが約1〜1年半と言われていて、

治るのに大変な時間を有する厄介な疾患ですね。

 

こんなにも厄介な肩関節周囲炎を攻略する鍵は炎症期のうちに適切な治療をして、

強烈な運動制限を来たす凍結期を迎えないようにすることです。

 

では、実際にどうしたらいいのでしょうか?

 

肩関節周囲炎に対する炎症期の対応はどうしているのか?

炎症期は炎症が起こっているため、まずは消炎鎮痛剤・・・

いわゆる痛み止めで炎症を抑えていきます。

 

消炎鎮痛剤にはストロイド系と非ステロイド系がありますが、

ステロイドは強力な消炎効果がある反面、

副作用もあるため飲み薬や点滴などの全身投与ではなく、

肩関節への注射による部分投与となります。

 

非ステロイド系はステロイドほど消炎作用はありませんが、

副作用も少ないため飲み薬として処方されることも多いですね。

 

このような投薬によって強い炎症が落ち着いてきて、

少しずつ動かせるようになったら拘縮が強くならないように

リハビリテーションで肩の動きを改善させていきます。

 

肩関節周囲炎の痛み治療は炎症が落ち着いてから対応しよう

肩の拘縮が強くならないようにするための治療は色々なものがありますね。

 

  • 関節マニピュレーションなどの関節系の徒手療法
  • 肩周りのストレッチや肩のインターマッスルのトレーニング
  • 姿勢を良くする運動

などなど 

もちろん、これらの治療も素晴らしいのですが

 

この中に「トリガーポイント療法」という筋・筋膜への徒手療法も加えてください。

 

 

肩関節周囲炎の治療に効果的なトリガーポイント療法とトリガーポイントの症状とは

トリガーポイント療法とは「トリガーポイント」と呼ばれる

筋肉の特定の部位に作られる硬結(コリ)を取り除いていく治療法です。

 

なぜ、このトリガーポイント療法をしていただきたいかというと

トリガーポイントの症状には「関連痛」と「筋力低下」があるからです。

 

トリガーポイントの関連痛はトリガーポイントが存在する部位だけでなく、

広範囲に痛みを引き起こします。

なので、トリガーポイントがあることで肩関節の周辺に痛みを引き起こしますし、

力を入れた時にも痛みを出すので

「損傷している」「炎症が起きている」と判断されてしまうのですが、

実はトリガーポイントが刺激されたことによる痛みであることも少なくありません。

 

さらにトリガーポイントがあると筋肉はうまく筋収縮ができず、

まるで拘縮を起こしてしまっているかのような運動制限も引き起こすのです。

 

特に肩関節の副運動に大きな影響を与えているローテーターカフのトリガーポイントを治療することで収縮ができるようになり可動域が劇的に改善するなんてことも珍しくありません。

 

もちろん、本当に炎症が起きている方、本当に拘縮が起きている方もいるでしょう。

しかし、中にはトリガーポイントがあることによって、

炎症や拘縮があるように見えているだけの方もいるのです。

 

そんな方であれば、トリガーポイント療法で原因となっている

トリガーポイントを取り除いてあげれば治療が長期に及ぶ必要がなくなるわけです。

 

あなたがもし悩んでいるのであれば

ぜひトリガーポイント治療という選択も入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

セラピストのための明日から使える肩関節痛のトリガーポイント治療|トリガーポイントスクール – エポックセミナー

 

痛み治療に最適なトリガーポイント療法の対象とは?

トリガーポイント療法は肩関節周囲炎の治療だけではありません。
他にも坐骨神経痛や顔面神経痛、こむら返りにも効果的です。

要は筋の硬結部位をきちんと断定し、その問題点を解決するという

評価・治療技術なのですから様々な患者様の問題点に対応することができます。

 

もしあなたが整形外科分野で働いていて、患者様の痛みを少しでも早く治したいと考えているのであれば、トリガーポイント療法を学んでみてはいかがでしょうか?


エポックオンラインセミナーでは肩関節周囲炎の治療だけでなく
膝関節痛みや足関節へのアプローチなど

様々なトリガーポイント療法を学ぶことができますのでぜひチェックしてみてくださいね。

 

5月からトリガーポイント療法についてしっかりと学ぶことができるスクールが始まります。

 

詳細はこちら

セラピストのための明日から使えるトリガーポイント治療スクール 一括申込 – エポックセミナー

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

理学療法士・作業療法士が臨床のヒントを探すならエポックセミナー

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士をはじめとする コメディカル、セラピストのための臨床に活きるセミナーがここにあります。 seminar.ep-och.com

関西の自費訪問リハビリならエポック

兵庫県・大阪府中心に自費訪問リハビリサービスをご提供しています。 2011年より、ひたむきに自費訪問リハビリサービスと向き合ってきた 私たちだからこそ、できることがあると思っています。 reha.ep-och.com

伊丹市・尼崎市の訪問看護ステーションならエポック

自費訪問リハビリで培ったノウハウを活かして、 訪問看護ステーションでも機能回復を目指した 看護・リハビリをご提供しています。 nurse.ep-och.com

 

阪急稲野駅JR猪名寺駅からスグ!カラダのことならエポックボディープラス

訪問だけじゃありません。 通えるリハビリもあります。 リラックスしたい方、カラダの相談したい方はエポックボディープラスへ! body-plus.ep-och.com

 

 

#リハビリ #理学療法士 #作業療法士 #言語聴覚士 #エポック #リハビリテーション #エポックオンラインスクール #オンラインセミナー #セミナー #肩関節 #肩関節周囲炎 #トリガーポイント