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頸部に対する徒手療法で気を付けるべきポイントとおすすめの治療とは

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社会人になると様々なストレスに抵抗して生きていかなければいけません。

そんな中でも整体院に来られた患者様のお悩みの多くは

肩こりや腰の痛みが大半を占めます。

 

実際にとある調査でも身体に関する悩みとして

腰痛に並んで第1位と第2位を争っているとされています。

 

そんな肩こりについては肩だけに収まるものではなく

首のコリや頭痛にも発展してきます。

こうなってくると肩こりだけを対象として治療するわけにもいきません。

 

今日はその頸部の構造などについてお話をしていきたいと思います。

 

頸部の徒手療法を敬遠するセラピストがいる理由とは?

先日こういう話を聞きました。

 

「肩こりの相談に行って首周りは全く触ってもらえなかった。」

 

施術者の気持ちもわかります。

頸部は8~10㎏にもなる頭部を支える役割を担うとともに

屈曲や回旋といった複雑な動きを行います。

その動きの特性上、とても繊細な骨の集まりになっており

皮下組織や筋肉もかなり薄い構造になっています。

 

だからこそなかなか触ってもらえないのではないかと。

 

セラピストの中にも「首の治療は万が一のことがあるから、少し怖い。」という人も少なくありません。

 

しかしながら頭頚部の調整法を理解する必要がセラピストにはあります。

なぜなら理学療法士や作業療法士は身体のプロです。

苦手だとは言ってられませんよね。

頸部に対する徒手療法は繊細にアプローチする必要がある

頸部は組織学的上とても繊細な構造を呈しています。

7つの頸椎に分かれるとともに、脊椎の中では最大の可動域を有しています。

また、頸椎の中央にはご存じの通り脊髄が通っており、

そこから枝分かれした神経が椎間孔を通って身体の各所へ神経を伸ばしています。

 

最大の可動域を有するということは、

それだけ神経に対する影響も大きいということです。

 

椎間板の変形や筋肉のアンバランスにより頸椎の位置が変わったり、

ずれが生じることで手のしびれや顔のしびれなど様々な神経症状を呈します。

 

また、そうなると頸部だけでは収まりません。

頸部には神経だけではなく大きな血管も通っています。

 

そう、椎骨動脈と頸動脈です。

 

頸動脈は首の前面を通りますので今日は割愛しますが

椎骨動脈は頸椎の中を通っています。

 

前述したとおり頸椎のアライメント異常が起こると血管が圧迫され、

脳への血流量の低下が起こります。

そうなってくると血流量が低下して老廃物質が蓄積して

頭痛が引き起こされてしまいます。

 

このように頸部のアライメント異常では手のしびれだけではなく、

頭痛の原因にもなりうることが多くみられますので、

可能であれば適切な治療を提供していってほしいと思います。

 

※こちらも要チェック

blog.ep-och.com

 

頸部に対する徒手療法で音が鳴るのは本当に正しいのか?

よく、首をポキポキと鳴らすことで快感を覚える人がいます。

いわゆる指を鳴らすような感覚ですね。

ですがそれはよくはありません。

 

指などがポキポキなるのは骨がこすれてなるのではなく、

関節包内の滑液の中に空胞ができて、それが割れるときにパキンと音が鳴ります。

これがポキポキの正体です。

 

わかりやすいところで言えば温泉等に行ったときにある

バブルバスのポコポコ泡が例にたとえられます。

これをキャビテーションといいますが、

キャビテーションは水がはじける衝撃で骨に影響を与えるともいわれています。

 

ですが、問題はこの音ではなく、

その際に音を鳴らそうと無理にひねって筋肉や組織を傷つけてしまう可能性がある

ということです。

 

前述したとおり頸部には繊細な筋肉や神経が走っています。

それを損傷させてしまうと、

しびれが止まらなくなったり寝違いのような症状が続いてしまいます。

下手をすると、交通事故の時のようなむち打ちのような症状が

ずっと続いてしまうという可能性も否定はできません。

 

ですのでもしポキポキ鳴らすことに快感を覚えている方がおられましたら

是非やめておくようにしましょう。

そして専門家の指示を仰いで、適切な治療を行うことをお勧めします。

 

 

何度も言いますが頸部は繊細な組織が集まっています。

だからこそ適切な触診技術や治療技術を身に着けておくと

最大の効果を生み出すことができます。

肩こりや頭痛もそこだけが問題ではないかもしれませんが

きちんと触診やアライメント評価をしておくべき組織でもあります。

 

もしこれを読んでくださっているあなたが治療かであるのであれば

ぜひしっかりと勉強してみてください。

 

頸部に対する徒手療法を学ぶならトリガーポイント療法がおすすめ

さて、頸部の治療の勉強ということで

おすすめのセミナーを紹介します。

 

それが波田野先生の

セラピストのための明日から使える頭頚部痛・顔面痛のトリガーポイント|トリガーポイントスクール – エポックセミナー

です。

 

頸部に限った話ではありませんが、徒手療法を行って、逆に痛めてしまったという時は

やりすぎてしまったということもありますが、

やらなくても良いところもやってしまったという時もあります。

 

そうならないように、このセミナーでトリガーポイントについて学んでほしいと思います。

 

トリガーポイントとは固くなった筋肉の中でも、特定のパターンの痛みや痺れを引き起こす特殊な筋硬結のことです。

このトリガーポイントに対して正確にアプローチすることが大切で、このトリガーポイントは好発部位が決まっているので、知ってさえいれば治療後に痛めてしまうということが少なくなります。

 

今回は頸部が原因で引き起こされる顔面の痛みについて講義をしていただきます。

 

また、トリガーポイントシリーズが5月に全8回開催されます。

一括申し込みがお得ですので、ぜひこちらからお申込みください。

セラピストのための明日から使えるトリガーポイント治療スクール 一括申込 – エポックセミナー

 

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