最近歩いているとかかとが痛むことがあります。
かかとが痛むと言えば、ランナーの方やスポーツ選手でよくみられる症状ですよね。
私も以前ダイエットでランニングを行っていた際に
かかとが痛くなることがありました。
ファットパットを損傷したわけでもないのですが
(というか高いところから飛び降りなければそんなこと起こりません。)
なんか踵が痛いんですよね。
そういう時は足底筋膜炎を疑えと教えてもらったことがありました。
そこで今回は足底腱膜炎についておさらいするとともに、足底腱膜炎に劇的に効果のある徒手療法のセミナーをご紹介いたしますので、最後までお付き合いください。
踵や足裏の痛みの原因になりうる足底筋膜炎とは?
長時間の立位や歩行、ランニングなど足底に負担の加わる動作を過剰に繰り返しことにより
足底腱膜に炎症が生じ、踵の内側前方から中央にかけて痛みが生じます。
この症状が足底腱膜炎であり、特徴的な傾向として、
「起床時の歩き出し時に足の裏に痛みが生じる」
「しばらく歩いていると痛みがなくなる」
などがあげられます。
足底腱膜にかかる負荷は、
・圧迫力(足裏にかかる荷重や足を着地させた時の衝撃)
・牽引力(足を蹴り出すときの引っ張られる力)
によって起こります。
そのため、スポーツ(ランニングやジャンプ動作)、
立ち仕事、加齢など足を酷使することによって、
足底腱膜にかかる負荷が大きくなり、
炎症や小さな断裂が引き起こされ、
踵(かかと)や足の裏に痛みをもたらします。
足底筋膜炎の治療はどうするといい?
急性期は局所の炎症を抑えることが先決です。
なんといっても第1選択は、局所の休息(ランニング、ジャンプ練習の休止)で、
次に消炎鎮痛内服薬。従来行われてきたステロイド注射は、頻回に行うことは避ける必要があります。
足底部へ直接的、あるいは間接的(下腿などへ)に低周波、干渉波、低出力レーザーなどの物理療法を行い、痛みを和らげていきます。
スポーツ現場では、足底から下肢にかけてのストレッチ、
テーピングや足底板、インソール使用などによって足底部のアーチ形態を機能的、解剖的に補正して、ショックを和らげます。
最近ではヒアルロン酸注射や体外衝撃波は有効であるという報告も散見されます。
保存療法に難渋して踵骨付着部の骨棘〈こつきょく〉による疼痛が強い場合は、骨棘の骨切除術を行う場合もあります。
急性期におけるトレーニングの基本は、足に負担の軽い非荷重運動を行うことです。
リハビリ初期にはプール歩行やエアロバイクを積極的に取り入れましょう。
このようにまずは炎症を抑えること。
そして、炎症の改善具合に合わせて、負担がかからないような動作であったり、弱化した筋力を強化していくことが基本方針となります。
トリガーポイント療法で足底腱膜炎の痛みを解決しよう
さて、最後に足底腱膜炎に対して効果的な徒手療法のセミナーをご紹介します。
セラピストのための明日から使える下腿、足部痛に対するトリガーポイント|トリガーポイントスクール – エポックセミナー
このセミナーではトリガーポイントと呼ばれる疼痛の原因になる特殊な筋硬結を徒手的なアプローチでリリースしていく方法をお伝えします。
前述のように足底腱膜炎は毎日繰り返される微細な損傷が積み重なって起こります。
その時にトリガーポイントと呼ばれる筋硬結が形成されていくのです。
ですので、関連する筋肉にストレッチだけでなく、しっかりとトリガーポイントを意識したマッサージ(筋膜リリース)を行う必要があるのです。
このセミナーではそれ以外にもアキレス腱炎、痛風、外販拇趾などの足部の痛み全般のアプローチ方法もお伝えしています。
痛みの臨床に挑むならトリガーポイント療法は避けては通れません。
ぜひご参加ください。
セラピストのための明日から使える下腿、足部痛に対するトリガーポイント|トリガーポイントスクール – エポックセミナー
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。