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理学療法士・作業療法士が知りたい頭頚部の評価と治療の基本とは

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先日、整体院に前腕部のしびれを訴える患者様がお越しになられました。

その方は建築業の方で、

かなり重たい荷物を持たれることが多いと話されておられ、

肩こりや腰痛に日々悩まされていたとのことです。

 

そんな折に、ふとした時に手の内側のしびれを感じるようになった

と話されておられ、弊社にご来店いただいたようです。

 

このような訴えを持っている方は非常に多いと思いますが

 

このような時あなたはどういったことを考えて治療を行いますか?

今日はそのようなお話をしたいと思います。

最後にはおすすめのセミナーをご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

PT・OT必見|手のしびれの原因で肩こりを評価する理由とは?

肩こりや腰痛は侮ってはいけません。

なぜなら中枢部の問題点が末梢部にまで広がるということはよくあることなのです。

 

今回の患者様の話でいうと

肩こりや腰痛が頻繁に起こっているということ、

職業柄、建築業で重たい荷物を常日頃からよく持っているということを考えると、

頭頚部の筋緊張が悪さをしてきているのではないかという仮説に至ります。

 

特にしびれの出現しているところは前腕部の内側でした。

その位置としては内側前腕皮神経のあたりでしたので、

鎖骨下部あたりからでている内側神経束の領域になります。

 

となってくると肩こりを何とかしなければ

このしびれは解消されることはありませんよね。

 

ということで、

肩甲帯のリラクセーション効果や肩こりを調整することで、

この方のしびれが解消されるという結果となりました。

 

手のしびれには頸部のアライメント評価が重要です

さて、神経症状が著明に出ている患者様については

デルマトームや神経根症状を徹底的に評価しなければいけません。

アライメントの評価、神経分布や感覚の検査など、

考えることは多岐に渡ります。

 

これらの治療については

頭頚部のどこからどんな神経が出ているのか

をきちんと理解しておく必要があります。

 

今回の患者様で言えば、

デルマトーム上どのあたりにしびれが出現しているのか、を理解し、

その神経根に悪さをしている筋は何かを考えていくようにすれば、

おのずと結果が見えてきます。

 

今回は内側神経束周辺のリラクゼーションで解決しましたが、神経根ということで言えば、デルマトーム上ではC8の領域になりますので、C8周辺へのアプローチをするケースもあったでしょう。

 

特に頭頚部は重要な神経が多数走っている場所であるということもあり、

触るのに躊躇する方も多いのですが、

きちんと知っておくことで治療効果を高めることができる

ということも覚えておいてほしいと思います。

 

頭頚部の動きが悪くなることでバランス能力も低下します

また、頭頚部の問題で上肢のしびれが起こるだけでなく
可動域制限を放置しておくと、バランス能力も低下します。

 

我々の平衡感覚というものは、頭の位置が変化することで、
自分の身体の平衡感覚を知覚しています。
しかしながら、頭の位置が変化しても可動域が保たれていないと
平衡感覚は低下してしまい、うまくバランス能力を保つことができません。

 

例えばパーキンソン病の患者様も頸部の緊張が非常に高くなりますが、パーキンソン病の方の不安定性は頸部の過緊張にあることは珍しくなりません。

 

また、フィラデルフィアカラーを付けたことがある方は感じたことがあると思いますが
頭の側屈がほとんどできない状況では、寝返りから起き上がりはとてもしにくいと思います。

 

歩行動作においても、側方への重心移動の際に、

頭頚部を支持基底面内に保持するための立ち直り反応が

重要だという話を聞いたことがあると思います。

 

その時の頭頚部の可動域が制限され、動きがうまく出ていないと、
側方動揺性が強く、うまく重心を身体中心に保持することができないことがあります。

その状態では、他の部位に過剰に緊張が入ってしまい、余分な負荷がかかります。
ですので頭頚部の動きはきちんと評価・治療できるようにしておきたいですね。

 

(実際私の患者様でも頭頚部の可動域を調整することで、

身体のブレが圧倒的に変わったという患者様がおられました。)

 

そこで頭頚部の評価と治療について学ぶことができるセミナーをご用意しました。

今回ご紹介するセミナーは、徒手療法分野でもとても人気の講師の先生です。

 

それが本村清二先生の

臨床で覚えておきたい頭頚部の評価とリハビリの進め方 – エポックセミナー

 

講師の本村先生は、

オフラインセミナーでは多くの受講生様の実技指導に携わってくださり、

とてもわかりやすいと人気の講師の先生ですので、

ぜひあなたもご参加をご検討ください。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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