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理学療法士に必要な転倒リスクを評価する基本的な評価バッテリーとは?



エポックの自費訪問リハビリ、介護保険での訪問看護でのリハビリサービスも

新たな目標を立てながら利用者様と一緒に頑張っております。

 


最近は、非常に熱いですが屋外歩行も

天気が良ければどんどん行っております。

 

屋外になれば、風も吹きますし、車も通ります。

前から自転車や子どもたちが勢いよく通り過ぎていきます。

 


屋内歩行で安定していた患者様も、

外に出るといつも以上にフラフラに。。。

 


そんな、転倒のリスクも様々な評価で未然に把握出来ます。

 

この記事では転倒予防のための代表的な評価を紹介するとともに、

それ以外の評価法についてのセミナーをご紹介します。

意外と簡単にチェックできる転倒のリスク

例えば、

 

10m歩行

  • 通常の高齢者なら60m/分(1.0m/秒)
  • 屋内をメインに生活されている高齢者なら平均40m/分(0.66m/秒) 

このスピードが下回るようなら、リスクが高い部類に分けられると言われています。

 

 

ちなみに1.0m/秒ってどれぐらいのスピードでしょうか?

 

 

 

正解は、

横断歩道を青信号うちに渡りきれるぐらいのスピード 

と言われています。

 

 

 

 


(青信号の時間が長めに設定されているところもあるので、

全てとはいえませんが..。)

 

 横断歩道の白線の幅がおおよそ450mm程度ですので、

白黒で900mm(1ヤードですねw)

 

ということは白線12本分の横断歩道になりますね。

 

 片側一車線の横断歩道を青信号のうちにで渡り切れるくらいのスピードですね。

 

 

転倒の評価で必要なファンクショナルリーチテストも知ってますか?

 

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ファンクショナルリーチテストとは

ファンクショナルリーチテストとは、対象者の転倒リスクがどれくらいあるのかを調べるためのバランス能力テストのこと。機能的リーチテストとも呼ばれており、臨床ではFRT(Functional Reach Test)と略されます。

 

立ったままの姿勢で90度挙上した腕を、できる限り前方へ伸ばしていきます。倒れないところで止めて、またもとの位置に戻ります。
こうして前方へリーチ出来る最大距離を測ることで、対象者のバランス能力(両足の支持基底面内でどれだけ姿勢調整が可能か)を評価できるのです。

 

対象となるのは、主に地域高齢者や脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷・前庭障害などの疾病を持つ患者さん。
日本理学療法士協会の診療ガイドラインでは推奨グレードAの信頼性・妥当性を誇る、多くの臨床現場で使用されている簡便な評価方法です。

 

このような様々な指標を用いて転倒予防をするために

立位動作、歩行動作の評価を徹底的にしていきます。

 

 

 

エポックの自費訪問リハビリ、介護保険での訪問看護でのリハビリサービスで

多くの高齢者との関わりが多い我々にとっては、

転倒予防は切っても切り離すことの出来ないテーマの一つでしょうか。

 

 

こんなことを話しながら、楽しいリハビリを日々行っています。

 

転倒予防には知覚や認知面の評価やアプローチが必要です

 

さて、今回お話した転倒予防のための評価項目ですが、これらは主に運動機能の問題を評価するためのテストですね。

 

しかし、高齢の方の転倒原因は運動機能だけの問題ではありません。

 

知覚や認知面の評価やアプローチが必要となってきます。

 

そんな知覚や認知面と転倒の関係性についてひも解くセミナーをご用意いたしました。

 

それが樋口先生の

「歩行の知覚・認知的アプローチ|高齢者の転倒予防に必要な運動機能以外の評価視点とは?」

です。

https://seminar.ep-och.com/products/seminar1843

 

あなたが患者様の転倒を防ぐための評価や方法について、もっと幅広い視野で考えたいのであれば、ぜひ受講してみてください。