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粋 (すい)

こんにちは、EPoch IT 部の坂田です。

昨日 10 月 28 日は霜降の次候『霎時施 (こさめときどきふる)
まさに雨が振りました。

昔の人の知恵は本当にすごいと実感します。



よく小説なんかでは目にしますが、
魔術の完成は、代を重ねて行われるといいます。
人間一人で獲得出来るノウハウの量は限られていて、
親から子へ、子から孫へ技術を受け継いで
洗練に洗練を重ねていく、といいます。


プログラムの世界も、沢山の技術、沢山の方策があって
自分一人で習得出来るプログラムの知識の総量には限度があります。
そこで使われるのがフレームワーク (Framework) と呼ばれるものです。

よく使われる処理や汎用的なプログラムを
誰でも使いやすいように設計された
プログラム群のことを言います。

これを使うことで、土木建築で言うところの、
基礎工事、木工事 (木枠) までが完成した状態から
プログラムをスタート出来るような感じです。

基礎工事をやらなくて済む、
便利な工具が揃っている、
そんな状態でプログラム開発の工程をスタート出来るので
大きく工数を節減出来て、かつ堅牢な構造を確立出来るのが
プログラミングにおいてフレームワークを使うメリットです。



先人たちの試行錯誤を重ねた結果生み出された知識の粋、
そういったベストプラクティスを上手に使い、
今度は自分の手でそれを更に洗練させることで、
プログラミングも代を重ねて継承されていくように思います。

七十二候にしても何にしても、
新しいものを識るばかりでなく、
既に世の中に存在しているものを自分が一から作ってしまうという車輪の再発明
無為に行ってしまわないためにも、
上手に先人の知恵を活用するのが大切です。

そしてそれはきっとプログラミングに限らず、
何においても言えることでしょう。