いつもお世話になっております。
セミナー事業部の久保田です。
股関節疾患のリハビリオーダーが出たら…
あなたはまず何を評価し、治療、再評価と繋げていきますか?
今回は11/4に、本村清二先生に講師をして頂きました。
エポックセミナー 骨盤・股関節における評価と治療アプローチ
について、紹介していきます。
本村先生の過去のセミナーの紹介はこちら!
関節の緩みを理解して動かすのが重要!
今回、本村先生の講義は実技を中心に
- 股関節の概要と股関節障害に対する考え方
- 腰部・骨盤部の触診
- モビライゼーションの概要
- 股関節・腰椎・仙腸関節の関節モビライゼーション
について、解剖学や運動学含め、ご講義頂きました。
関節を動かす際、LPPを意識していますか?
LPPとはルーズドパックポジションと言います。
最も関節が緩んだポジションですので、患者様が1番楽に出来る姿勢であり、
モビライゼーションで有効であるとの事です。
例えば、股関節が軽度であれ、屈曲位での拘縮を認めた場合、
立位では股関節が更に屈曲しないように伸筋群が過大に活動してしまいます。
するとどうなるでしょうか。
伸筋群は疲労し、座りたがるようになりますよね。
更なる屈曲拘縮の悪化に繋がるというわけです。
そして、正常ではない持続的な収縮活動により、
関節内圧が高くなる事で疼痛のリスクも上昇してしまいます。
強靭な靭帯があるからこそ適切な評価・治療が必要
関節面を補強するあまり、人体中最大の靭帯も存在する股関節。
そのため拘縮を作ってしまうと、
1番改善が得られ難い関節とも言われています。
疼痛に対しても、関節なのか、軟部組織なのか、神経なのか。
適切に評価し、治療に繋げていかなければなりませんね。
なんと言っても、本村先生の講義は
面白く、笑いも生まれる楽しい講義なんですよね。
実技についてもただ動かすのではなく、骨頭がどう動くのか、
実施する際の股関節の角度、下肢の様々なテストなど、
動き1つ1つを細かく、詳しくデモンストレーションをして頂く為、
受講生の全員が納得して講義が進行されていく場面がとても印象的でした。
次回は3月です。テーマは頭頸部のお話をしていただく予定にしております。
受講生様の感想を掲載!
- 股関節の基本的なことから臨床的なことまで幅広く学べてよかったです。
- たくさんの資料も復習に活かしたいです。骨盤の話が短かったのが残念でした。 ぜひ次回ご講義があるときに参加したいと思います。
- 実技が多く明日からの臨床に使っていきたいです。
- カラー資料かつ図やイラストがたくさんあり、非常に見やすく復習しやすい資料だった。 実技時間が多く大満足です。
- 実技の時間がもう少しあればと思いました。明日から使える手技なので 参加してよかったです。