歩行と言えばCPG!?
いつもご覧いただきありがとうございます。
セミナー事業部 四国地区担当の中山です。
最近のナイトセミナーin香川は、骨・筋・皮膚などの解剖学や感覚入力などの
神経生理学の視点からの触り方を中心とした内容でしたが・・・
今回の11月21日(水)に開催予定のナイトセミナーでは少し雰囲気を変えて・・・
『歩行』について再考してみたいと思います!!
歩行の中でも脳卒中や脊髄損傷でもよく話題にあがる
『CPG(central pattern generator』について再考していきます(^_^)
CPGの代表例、スマホ歩きはやめましょう!!
中枢パターン発生器(CPG)
- CPG - 安易に使っていませんか? - EPoch Official Blog
リズミカル?前型歩行?
CPGへの介入でよく耳にする『リズミカル』と『前型歩行』・・・
今回のナイトセミナーでは特に『前型歩行』を紐解きます。
前型歩行の理由として、『伸張反射』と『荷重刺激』が考えられています。
伸張反射のキーワードとして筋紡錘やⅠa線維が挙げられるということは、
筋紡錘の役割や刺激方法、Ⅰa線維からの相反神経抑制や反回抑制についての
知識・技術が使えるハズです。
また、荷重刺激はなぜ必要なのかということをゴルジ腱器官や
Ⅰb線維の特性を整理しながら考えていきます!!
※以前に開催予定であった日曜開催セミナーの内容の一部はこちら↓
小児発達学の知識とCPG!?
養成校時代の小児発達学で習った(であろう)原始反射。
その中の『自立歩行反射(自動歩行)』の理解がCPGの理解に役立ちます。
この『自立歩行反射(自動歩行)』は、お母さんのおなかの中にいる
在胎37週頃に出現し、生後2ヶ月頃には自然に消失します。
赤ちゃんの身体を前傾させると左右の足を交互に出し始めます
この消失の理由は、脊髄での反射が脳幹や大脳の発達に伴い
統合・抑制されるためと言われています。
大脳が未発達の赤ちゃんが歩行様の下肢運動をするということは、
脳卒中者にも随意運動以外での歩行の可能性があるということです。
言い換えると、大脳半球の損傷の場合が多い脳卒中者においても
脊髄レベルでの自動歩行の能力が残存している可能性があり、
脊髄反射の理解が歩行評価・介入の広がりに繋がります。
11月21日(水)のナイトセミナーでは脊髄反射の視点から
CPGの理解を深めますので、ぜひご参加ください!!
本セミナーはこんなセラピストにオススメ
- 歩けないから歩く練習をしてしまっている・・・
- CPGについて理解を深めたい!!
- 脊髄反射を臨床で応用してみたい!!
今後のセミナー
こちらは台風で延期されていたセミナーです。