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守・破・離



守破離とは~

物事を習得する上での段階を三つに分けた言葉で、「守」は教えを正確かつ忠実に守り、剣道における基本の作法、礼法、技法を身に付ける、いわば「学び」の段階をいう。

「破」は、身に付けた技や形をさらに洗練させ、自己の個性を創造する段階をいい、「離」は、さらに前進させて自らの新しい独自の道を確立させる最終段階のことをいう。


ー日本辞典より抜粋ー




皆様、本日もお読みいただき誠にありがとうございます。
EPochセミナー事業部の久保田です。



さて、本日のブログは【守破離】をテーマにお届けしようと思います。






私のブログでは、セミナーのことを中心に書いておりますが、
そういえば、私自身がセミナーを受けていた時のことって書いたことないなと思いましたので、
今日はその内容を踏まえて書いてみようと思います。





私がよくセミナーに通いつめていたのは、呼吸循環器に対するリハビリテーションでした。
一般的に言われる呼吸リハですね。


学校や職場で、筋の触診講習や、PNFやボバースのテクニックの勉強はできても、聴診の仕方や、その考え方は学ぶ機会が少なかったからです。
(当時、神経難病で呼吸器を装着されていた方を多く担当していたことがきっかけです。)



数ある勉強会に、足を運びました。
地方の勉強会から、講習会・全国学会まで、各地を飛び回ってたのを思い出します。


その中でテクニックを学ぶ上で重要視したことが【守破離】でした。



「どれだけ講師の先生の動きや視線の位置をトレースできるか。」
その頃は、これを講習中は徹底的に考えながら実践していました。






先日、弊社セミナーでの事です。
ペアでの実技練習に、私も少しだけ参加させていただきました。

その時に思ったのが、
「講師の先生の動き方をしっかり見て、一挙手一投足、真似ているか?」
ということです。


ペアで実技をしてくださった受講生の方は
とてもそれが上手で、実技の効果がしっかり現れていました。
その方も「指先の感覚が研ぎ澄まされるような感じがありました。
とコメントされておられました。




講師の先生がデモンストレーションをする際の
視線・立ち位置、身体の角度、手の位置、指の開き方etc・・・

全てにおいて、それには必ず意味があります。


そしてその時間はしっかり講師の動きを「守」って実技に励んでみてください。

そこから感じること、学ぶことを自分の中に落とし込んで、
血となり肉としていくことが、講習会では大切だと思います。



自己流に形を「破」るのは、その先でもいいのではないでしょうか?