歩行練習の治療の勉強会においてCPGという言葉をよく聞きませんか?
CPGとはcentral pattern generatorと訳されます。
いや、実際のところそうなんですけど、
それが歩行動作とどんな関係があるのか?
と疑問を持ったりしませんか?
医学的用語は確かに難しいことを学ぶことが多く
特にこの脳機能の話を話し出すと実際問題わからないことが多々あり
セミナーを受けたからわかった気になっているということも少なくありません。
歩行練習=CPGの賦活が重要
と話されますが、じゃあ説明して?
と言われると実はよくわかっていない
なんてことも少なくありません。
ということで、私なりのCPGの説明を今日はしてみたいと思います。
歩行動作の治療で学ぶCPGっていったい何?
CPGとは、前述したようにcentral pattern generator(以下CPG)と訳されます。
日本語訳は中枢パターン発生器と訳されますが
だからなんやねんと突っ込みどころ満載だったりしませんか?
私は実は新人の時にそのような気持ちでした。
でも勉強会に参加しているからわかった気になっているんですよね。
これって後輩に説明する時に「あ、自分わかってなかった」ってなるんです。
さて、話は脱線しましたが、CPGとはいわゆる「体内メトロノーム」だと解釈しています。
これはいわゆるリズミカルな運動を無意識下で作り出す受容器なんですよね。
それは歩行動作だけでなく、咀嚼運動や呼吸運動にも関係しており
頚髄や腰髄の膨大部に存在する神経回路網が関係していると言われます。
歩行動作はリズミカルな運動の繰り返しですよね。
逆を言えば、片麻痺の3動作歩行のように、受傷後初期から3点歩行をずっと学習してしまうと
その後自立レベルになって2動作歩行に移行する時になかなか改善しないと言われます。
そのため、早期から2動作歩行を促すことが重要だと
以前ボバース治療の先生に教わったことがありました。
エポックの歩行リズムを構成するCPG理論はわかりやすいと評判
さて、今回ご講演をいただく中山先生は現在香川の四国医療専門学校で教鞭を取られており
学生に教える技術が高く、よりかみ砕いて教えてもらえると評判のセミナーです。
受講生様からも数々のご質問で盛り上がり、
セミナー終了後のほうが賑やかじゃないかと思えるほど、多くの受講生様よりご質問をいただいています。
- 『CPG』という言葉を安易に使ってしまっている・・・
- 運動学・解剖学・生理学的な視点から歩行を解釈したい
- 生体力学と神経生理学的な解釈の繋がりの引き出しを増やしたい
もしこのように感じているのであれば、ぜひこのセミナーをチェックしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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