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認知症に対するリハビリの5つのポイント|アルツハイマー型認知症を見逃すな

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65歳以上の高齢者で認知症になる人は、年々増加しています。

2012年462万人、2030年には830万人。2060年には1154万人と推計されています。

 

あなたが担当している患者様の中にも認知症の方はかなりの人数になると思います。

 

現在、多くの認知症は治療方法が確立されておらず、発症後の完治はのぞめません。症状が進行し、介護が必要な状態となった場合、施設に入るための高額な費用、いつまで続くかわからない介護に対する家族の身体的・精神的疲労などの大きな負担が生じます。

そのため、保険会社などのCMから推察できるように、MCIに対しての需要が出てきています。

MCIと診断される方の中にはアルツハイマー病をはじめとして、認知機能障害を引き起こす様々な病気が背景に存在します。

 

若手セラピスト向け脳神経学的視点から考える認知症のリハビリ|脳活性化の5原則 – エポックセミナー

 

リハビリに影響する認知症の種類とは?

認知症については広く知られるようになってきましたが、

 

「軽度認知障害」についてはよく知らない、という人も多いと思います。

 

軽度認知障害は認知症の一歩手前の状態で、

MCI(Mild Cognitive Impairment)とも呼ばれます。

 

認知症における物忘れのような記憶障害が出るものの症状はまだ軽く、

正常な状態と認知症の中間と言えます。

 

「忘れっぽいけれど、日常生活での判断は比較的しっかりしている状態」です。

 

MCIの段階でのケアが非常に重要で、

認知症に進んでしまう人の割合は年平均で10%、

5年目には約40%の人が認知症を発症するといわれています。

 

MCIは、適切な予防策を行うことで認知症の発症を遅らせ、

26%が健常者へと回復するともいわれています。

 

軽度認知障害チェックはリハビリ職もできるようにしておこう

 

1・記憶障害

最近のエピソードを忘れている。同じ質問・話を繰り返す。

2・時間の見当識障害

日付や曜日が分からないことがある。どれくらい前のことか分からない。

3・性格変化

日常生活で人に頼る傾向が強くなった。怒りっぽくなった。

4・人の話が理解できない

とんちんかんな応答をしてしまう。少し複雑な話は理解できない。

5・意欲の低下

好きだった趣味をやめてしまう。物事に対する興味・関心の喪失。

 

全て該当する方は、認知症の可能性があるかもしれません。

 

4つ以下でも心配な方や、症状が目立つようになれば受診をしましょう。

 

お住いの地域には認知症の窓口や相談の場として、

「認知症相談センター」や「認知症カフェ」デイサービスなどの方が

開催している会が多くあります。

一人で悩ます、足を運びましょう。

 

 

アルツハイマー型認知症による軽度認知障害は早期発見早期リハが重要

アルツハイマー病によるMCIの段階では、

脳内にはアミロイドベータが相当蓄積してしまっていると考えられています。

しかし、アルツハイマー病によるMCIと診断されても、

アルツハイマー型認知症を発症するまでの速度はそれぞれです。

適切な対策や治療を行うことで発症を遅らせられる可能性があります。

 

アルツハイマー病によるMCIの対策・治療は、

早期であればあるほど効果が高いとされています。

そのため、将来の認知症発症を予防するには

軽度認知障害の早期発見が何よりも重要です。

 

高齢者本人はもちろん、

家族など周囲の人も軽度認知障害について知識をもち変化に気づくことが大切です。

 

アルツハイマー型認知症による軽度認知障害の方の「困った」に気づくには

アルツハイマー病によるMCIでは生活に大きな支障はないが「困った」を感じておられます。

 

  • 何度も同じ話をする
  • 何度も確認する
  • 「その話は前にも聞いた」とよく言われる
  • 物をよく紛失する。
  • 物をどこにしまったか分からない。
  • 物の名前が出てこない。
  • 「あれ」「これ」が増える。
  • 既にあるものを繰り返し買ってきてしまう。 

 

認知機能には様々な定義がありますが、

記憶、言語、判断、計算、遂行など、

生活に関わる脳の様々な働きを総称したもので、

アルツハイマー病によるMCIではこの中のひとつ以上に障害が見られます。

 

特に記憶の障害が認められます。

 

認知機能が障害されることで、

「これまでスムーズにできていたことができなくなる」

「これまで理解できていたことが理解できなくなる」

などの変化が出てきます。

 

日常生活に支障はないといっても、

このような変化によって家族や周囲が対応に困ることがでてきます。

 

 

まずは話を聞いてあげましょう。

ただ、毎回真剣に話を聞いていると疲れてしまうこともあります。

目線を合わせ親身に聞いている中にも、穏やかに受け流すこと。

そして、話終えたあとに優しい口調と笑顔で

「その話は何度かきいた」という事実を伝えます。

 

MCIの方に自身の状態を認識してもらうことで、「話した内容」は忘れても、

「自分が同じことを繰り返し話している」ことを自覚できます。

 

自分から医療機関に相談に行くきっかけにもなります。

 

 

認知症の発症を予防する5つの注意点とは?

生活習慣病の改善

糖尿病、高血圧は認知症の発症を早める可能性があるため、治療に向き合いましょう。

 

喫煙やアルコールの多飲は避けましょう。

 

運動の習慣

運動が認知機能アップにつながります。

 

食事の改善

DHAやEPA、各種ビタミン、ポリフェノールが認知機能低下予防に効果的な栄養素です。

 

知的刺激を高める

脳を活性化させる働きのある、脳のトレーニングに挑戦しましょう。

 

社会脳を鍛える

社会からの孤立は、認知症の症状の悪化につながります。地域の交流やデイケアなどに参加をしてみましょう。

 

これらを踏まえた上で認知症に対するリハビリを学べるセミナーがあります。

それが山上先生の

「脳神経学的に考える認知症のリハビリに効果的な脳活性化の5原則」

です。

 

若手セラピスト向け脳神経学的視点から考える認知症のリハビリ|脳活性化の5原則 – エポックセミナー

 

認知症の患者様で悩んでいる方は是非ご参加ください。

 

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