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車椅子での食事は不摂取を助長していると知っていますか?

医療従事者であれば誰もが食事の重要性については理解されていると思います。

以前もどこかで書いたかもしれませんが、

食事は車で言うところのガソリンのようなものなのです。

 

車もガソリンを入れないと走りませんよね? 

 

重要なエネルギーを摂取する食事行為は大切だと言う認識を持っているはずですが

意外と食事環境についてはあまり理解されている方は少ないと思います。

 

車椅子座位姿勢が崩れている人は論外としても

そもそも車椅子で食事をとる行為自体、

実は食べにくい姿勢だということを皆様知っていましたか??

 

車椅子の環境よりもできれば椅子に座って食事をとってほしい

 

 

 

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車椅子には前座高という機能がついています。

これを読んでくださっている一般の方にわかりやすくいうと

要はソファーに座るようなもので、臀部が沈見込むような環境になっているのです。

 

つまり、股関節は90度より屈曲位に入りやすいという環境になっています。

 

そして車椅子は足の位置は膝よりもやや前方にあります。 

 

皆さんが食事をされるとき、足を前方に投げ出して食べていますか? 

通常は膝の真下か内側にあります。

 

やってみるとわかりますが、この姿勢になるだけで、食べにくくなるのです。

 

つまり、骨盤が後傾し、お腹は圧迫される環境にあり、

足を前に投げ出すから大腿後面の筋肉が骨盤の後傾を助長し

より体幹の伸展を妨げる役割になるわけです。

 

そうなると嚥下機構が破綻して食事が取りにくくなるのは

目に見えて明らかですよね?

 

入院すると飢餓状態になってしまう?

病院に入院すると、痩せて退院してこられる方っておられませんか?

病院は確かに負の感情が漂っているため

なかなか食事も取れないという方もおられますし

そもそも食事自体がおいしくないという方もおられます。

 

入院中の摂取カロリーもコントロールされているはずなので

本来であれば食事で痩せるということはないはずなのですが、

痩せて退院される方はかなり多いように思います。

 

そういう人に限って車椅子で入院期間を過ごしている人なのです。

 

車椅子で生活をしていると何故か食事が取りにくい、

あまり食べたいと思わないという方がほとんどのようです。

 

実際、筆者も車椅子に座って生活したことがありますが

食事は結構取りにくいものですよ。前へのリーチもしづらいですしね。

フットレストが邪魔で邪魔でwww

 

つまり、何が言いたいかというと入院して車椅子生活になると

食生活も十分取ることができなくなるということです。

 

 

食事が取れないのは老衰ではなく車椅子に原因がある

食事が取れないのは老衰が原因だと言われることがよくあります。

たしかにそれが原因であることも一理ありますが

今回のように車椅子での食事環境ももっと考えていく必要がありますね。

 

だからといって車椅子を全員やめろということは不可能です。

ですが、せめて車椅子でのフットレストから足をおろしてみたり

足が届かないのであればジャンプやマガジンの本を束にして

足置きにして上げるなどの環境調整をすることで

少しでも食事環境を整えると摂取量が増えるのではないでしょうか?

 

 

というか、食事って本当に重要なことなんです。

残す人が多くおられますが、あれは食事の味が問題であることよりも

環境によって不摂取を引き起こしている可能性が無きにしもあらずなのです。

 

我々理学療法士、作業療法士だからこそ評価できる姿勢や環境調整は

どんな場面に置いても強い力を発揮すると言っても過言ではありません。

ぜひ食事が取りにくいという患者様を目にしたら

環境にもしっかり目を向けてくださいね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。