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訪問分野での休日はどうなの?訪問理学療法士・作業療法士の休日談

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訪問分野で働く理学療法士・作業療法士の休みの取り方にはコツがあります。

今回は訪問分野でのリハビリテーション職者の休日について記事にしてみました。

※筆者の体験談によるものなので、あくまでも参考程度に見て頂ければ幸いです。

 

訪問看護ステーションでの理学療法士・作業療法士の休日は?

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さて、筆者はいくつかの訪問看護ステーションでの勤務経験があります。

 

主なシフトとしては、、、

 

・土日休み・年末年始休みあり

 

・日曜固定休みで、その他平日に1日休み・年末年始休みあり

 

の2つでした。

 

 

基本的に訪問看護ステーションでは理学療法士・作業療法士といったリハビリ職は年末年始休みのところが多いようです

(※看護師さんはコール・急変時対応等も含め年末年始出勤の所もあります)

 

また、祝日やお盆休み、ゴールデンウィーク等の休日も

勤務先によって大分、違いがありますので

「事前に確認しておく」ことをおススメします!

 

 

ちなみに筆者が勤めていた勤務先では、

年末年始以外は有給休暇にて連休を取る職場が多かったです!

 

 

訪問看護ステーションでは、

病院と働き方が違ってきます。

 

筆者も最初はかなり戸惑いました。

 

いろいろなことで戸惑うことが多いのですが・・・

今回は「休み・有休の取り方関連で戸惑ったこと」を述べていきます。

 

 

【併せて読みたい記事】

nurse.ep-och.com

 

 

 

訪問・在宅分野で理学療法士・作業療法士が休み・有給休暇を取る場合は?

 

まず、

訪問先の御利用者様が「完全担当制」か「非担当制」によるものか?

です。

 

訪問看護ステーションでは、

圧倒的に完全担当制が多い

かと思います。

 

完全担当制では、

週に1回の場合は担当療法士のみで完結する場合が多い

ですが、

週に2~3回、訪問する御利用者様の場合は・・・

主担当(リハビリプログラムの立案、計画書・報告書の作成、ケアマネージャー等との連絡・調整)

副担当(主に訪問によるリハビリとカルテ記載のみ)

に別れる場合もあります。

 

完全担当制の訪問リハビリでは休みを取るために考えるべきことが多い

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訪問では次の訪問先へのルート等も重要になってくるため、

その曜日毎で何処を周るのかが固定されてきます。

 

更にそれは同じ職場の理学療法士・作業療法士といったリハビリ職も同様です。

 

そこで大事になってくるのは、

急な休みに対応できるリハビリスタッフがいるかどうか?

です。

 

筆者の元勤務先では、

主任・チーフ等のリハビリ職の上司が

職場全体の調整をし自身の訪問件数を抑えて、

緊急時に対応できる職場もありました。

 

 

しかし、他に対応できるスタッフがいないと対応が大変です。

 

 

例えば急な体調不良で今日、出勤できない場合・・・

 

他のリハビリスタッフさんの空き時間がなく対応できない。

 

訪問ルートが決まっているため、「休みを取る自分の訪問先」が他スタッフのルートと遠い場合は対応できない。

 

等のケースによって御利用者様のリハビリを休まなくてはいけません。

 

週2~3回のうち1回でしたら良い方ですが、

週1回のみの御利用者様の場合は「まるまる1週間リハビリが休み」になる

ということです。

 

リハビリテーションの休みで迷惑が掛かるのは御利用者様だけじゃありません

そして、これは御利用者様だけでなく会社にとっても、

さらには自分にとっても大きなデメリットになります。

 

何故なら訪問看護ステーションは

医療法人など病院を経営している大きな母体だけでなく、

株式会社や有限会社、合同会社など

色々な経営母体が運営している所が多いため、

売り上げに対して「ある程度のノルマや達成率」がないと

会社の経営が成り立たなくなってしまうからです。

 

さらには、

リハビリスタッフの給与形態として、

常勤では完全固定給だけでなく

固定給+歩合制のところも多いため、

丸1日休むと保障されている有給分の給与はともかく、

「1日分の歩合給がなくなってしまう」

ということになります。

 

歩合給は勤務先によって、

だいぶ違いがあるようですが、

歩合分に比重が大きい給与であれば

有給を消化して休みを取ったとしても、

歩合分の給与は入らないことになります。

 

この点は、給与が高いからといって安直に転職するのではなく、勤務する前にしっかりと把握しておく必要があります。

 

事前に有給で連休を取る場合・・・

 

休みを取る曜日の御利用者様への対応として、

 

・自分の出勤時、他の曜日に振り替えるか?振り替えできる時間はあるのか?

 

・振り替えできる時間はあるが、その日のルート・周る順番・時間に問題ないか?

 

・他のスタッフさんで空いている時間に対応をお願い出来るか?

 

を、まずは考えます。

※なるべくキャンセル・休みを作らないというのが前提です。

 

 

 

さらには、御利用者様の1週間のスケジュールを確認する必要があります。

 

・振り替えできる時間に他のサービス(デイサービス・訪問介護等)が入っていないか?

 

・電話確認や直接確認で、その日に外出や通院等の予定が入っていないか?

 

・御利用者様自身が対応できない状態であれば、対応できる御家族や身内の方が、その時間に御在宅なのか?

 

といったことを確認しなければいけません。

 

 

そして対応できるスタッフさんが、一度も訪問していない御利用者様の場合は、

 

・御利用者様がどのような状態か?

 

・訪問時間中の詳細なリハビリのプログラム

 

・車やバイク・自転車の場合、どこに停めたらよいのか?

 

・御自宅への入り方(インターホンを押すのか押さないのか?玄関以外から入るのか?)

 

などなど、

詳細な申し送りが必要

となってきます。

 

 

つまり、

事前に有給を取る場合にも、

上記の様な一連の流れをしっかりと考えて

行動しないと休むことが難しいのです。

※もちろん、自分だけで対応が難しい場合は管理者さんや上司の方等が相談に乗ってくれるでしょうから、しっかりと相談しましょう。

 

 

あくまでも筆者の体験なので、違う対応方法や考え方が違う勤務先もあると思います。

 

意外と休みを取るのが面倒くさいと思った方も多いのではないでしょうか?

 

訪問リハビリ・地域リハビリは休みを取るのが大変でもやりがいのある・成長できる分野です 

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訪問看護ステーション(訪問によるリハビリテーション)や訪問リハビリテーションでは、

 

・御利用者様の実際の生活が見て取れたり

 

・訪問時は1対1でしっかりと対応できる

 

・御家族様と連携・連絡が取りやすい

 

・担当制のため、自身の対応1つで今後の御利用者様の身体機能・ADLに大きな違いが出てくるため確かな技術と計画立案が必要となってくる

 

・信頼される対応をし続けると、ケアマネージャーさんから新規の紹介を頂ける

 

など、たくさんのやりがいが訪問分野にはあります。

 

休みを取るのは大変だったり手間が必要ですが、

スタッフが急な休みを取ると大変なのは、

病院、クリニック、介護老人保健施設といった施設勤務

でも同じですよね?

 

休みの取り方が違うということを事前に知っておくことが大切なのです。

 

そして何より「やりがい・働きがい」があるのが訪問看護ステーション等の訪問・地域系リハビリテーションです。

 

訪問に興味があるけど一歩踏み出せないという方も、

一度、興味のある勤務先の見学や説明会等に参加されてみてはいかがでしょうか?

 

 

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