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虚血性心疾患の治療は生活習慣をまず変えることから始めよう

循環器内科|くりもと循環器クリニック 高血圧・高脂血症・狭心症など

 

 

心臓リハビリテーションの知識や経験がないスタッフでも

リハビリテーションの介入をすることがあると思います。

 

その際に、やるべきことを理解してやるべきことをできているでしょうか?

 

予想ですが、心臓リハビリテーションについて詳しくない理学療法士や作業療法士は

パスに従ってADLを上げていき、パス通りの運動負荷をかけて退院する、

そんな感じになっていると思います。

 

それはそれで必要なことですが、それだけでは足りません。

 

心臓リハビリテーションの際に必要なことは

リスク管理下での安全な運動の提供だけではありません。

 

虚血性心疾患は氷山の一角、治療はできるからあきらめないで

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患は動脈硬化を基盤とした血管の病気です。

 

当然ですが、血管というのは全身に張り巡らされているので、

心臓の血管(冠動脈)だけに動脈硬化が生じるというのはなかなか考えにくいです。

 

つまり、脳・腎臓などの重要臓器や下肢などの末梢の血管にも

動脈硬化性変化が生じている可能性は十分に考えられるのです。

 

これは裏を返せば、脳血管疾患、特に脳梗塞の患者さんには

冠動脈の動脈硬化性変化を生じている可能性がある、ということです。

 

また、一カ所だけが詰まっているわけではなく、

複数カ所の冠動脈が狭くなっている可能性もありますし、

今までの生活習慣をそのままにしていると再発する可能性もあります。

 

虚血性心疾患の治療は生活習慣の改善が重要です

狭心症や心筋梗塞はカテーテルインターベンションや冠動脈バイパス術などによって、大半は助かる時代になりました。

 

つまり、氷山の一角は治すことができるんです。

 

では、その氷山の一角を崩したからといってその後安全な航海ができるでしょうか?

 

その下に見えない巨大な氷山が隠れている可能性もありますし、

今後さらに大きな被害をこうむる可能性があります。

 

では、そもそもなぜこのような動脈硬化が生じたのかを考えてみると

行きつく先は生活習慣です。

 

もちろん、加齢に伴う動脈硬化というものもありますが、

そこにプラスアルファで生活習慣が動脈硬化を加速させます。

 

だから、虚血性心疾患のリハビリテーションでやるべきことは、

生活習慣の是正による二次予防(再発予防)なんです。

 

生活習慣を改善して健康長寿を目指す

入院中の理学療法や作業療法は、

入院に伴う廃用症候群の予防をするという観点や、

段階的に安全な運動負荷をかけていきADLを上げるというQOLの観点からも

必要なことは言うまでもありません。

 

しかし、それだけに終始していると患者さんは

また虚血性心疾患になってしまう可能性があります。

 

だから、我々がやるべきことは生活習慣の改善なんです。

 生活習慣というのは人それぞれ全く違いますよね?

 だから個別の対応が必要不可欠です。

 

・個々の生活を聴取して、必要な改善点を上げる

・「塩分を控えましょうね」という声掛け

 

だけではなかなか行動に移せない方が多いです。

具体的にどうすれば塩分を控えられるのかを指導することが望ましいと考えます。

 

タバコは特に害が大きいことが知られています、基本的に禁煙を勧めます。

 

必要であれば禁煙外来に紹介するのもよいでしょう。

 

虚血性心疾患のリハビリテーションの学習方法

虚血性心疾患は心臓リハビリテーションの中隔を担う疾患ですので、

心臓リハビリテーション関連の書籍や文献にたくさん書いてあります。

 

そちらを読んで勉強するとある程度理解できると思います。

 

リハビリテーションとしては運動処方時の運動負荷量の設定などが

悩みどころですよね。

生活指導と合わせて心臓リハビリテーションの両輪です。

 

運動負荷を理解するためには、心負荷という視点が必要です。

 

心負荷を理解するためには心筋酸素消費量という考え方が重要になってきます。

 

そのあたりをふまえて、虚血性心疾患のリハビリテーションについて

オンラインナイトセミナーを開催していただきます。

 

seminar.ep-och.com

 

虚血性心疾患のリハビリテーションに自信がないという方は

明日からでもすぐに実践できる知識ですのでご活用下さい。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

blog.ep-och.com

 

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