リハビリの世界では呼吸器リハビリテーションというジャンルがあるため
呼吸の勉強をしよう
と言われたら、呼吸器疾患に対してのリハビリテーションを勉強しようという意味で捉えてしまうでしょう。
今回はそうではなく、
体幹トレーニングとしての呼吸のお話をします。
その理由は呼吸筋の働きと、体幹の働きは密接な関係性があるからです。
呼吸は人が最も多く行う体幹トレーニング
呼吸は人が産声をあげてから、死ぬ時まで絶えず行っています。
そして、その呼吸に関わっている横隔膜などは
コアユニット
として体幹を支える筋肉となっています。
赤ん坊はこの呼吸によって、腹部を中心とした体幹筋を鍛え、
その後の寝返り動作や起き上がえり、立ち上がり、歩行といった動作のための安定性を獲得していきます。
この時に正しい呼吸ができていなければ、
体幹の安定性は十分に機能せずにトレーニングの効率が悪くなったり、
怪我などのリスクも高くなるでしょう。
ヨガやピラティスをはじめとした、様々なボディーワークで
最初に行うのは呼吸のエクササイズです。
このことからも呼吸が、いかに重要であるかがわかりますよね。
呼吸は自律神経の調整や便秘にも効果的
また、正しい呼吸は体幹部の安定性だけに働くものではありません。
呼吸は自律神経とも密接に関わっており、
深呼吸をすることで副交感神経が働きやすくなり、
身体をリラックスさせる効果があります。
さらに、正しい呼吸をすることで腹部の中にある内臓をマッサージすることで
胃腸の働きも良くなり便通や胃腸の不快感なども解決できるようになります。
アメリカの大学やスポーツ現場で学んだ講師から本当に使える呼吸法を学ぼう
このように呼吸が重要な運動であることは理解できたと思いますので、
呼吸を学ぶことができるセミナーをご紹介します。
今回、おすすめするセミナーは大貫崇先生の
呼吸と体幹の関係性│体幹トレーニングの効果を高める人間本来あるべき呼吸とは？ – エポックセミナー
です。
大貫先生はアメリカで応用運動生理学を学ばれ、
メジャーリーグをはじめ海外でのトレーナー活動の実績があり
日本に帰国後も書籍を複数出版したり、
リハビリ職種やトレーナーの方々を対象としたセミナーも開催したりされている
実績十分の人気トレーナーです。
そんな大貫先生がリハビリ職種向けに
セミナーをしてくださる機会はめったにありません。
ぜひ、大貫先生から正しい呼吸法を学び、
患者様の運動療法に取り入れていきましょう。
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