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リーダーが部下の指導をするときに心掛けるべき「リーダーの仮面」とは?


あなたは部下の指導に悩むことはありませんか?

 

リハビリ職種は経験年数5年目で中堅と呼ばれ、

部下の指導やチームリーダーに指名されることもあるでしょう。

 

  • どうやって指導をすればいいかわからない
  • 部下が言うことを聞かない
  • どう厳しくすればいいのかわからない
  • 怒り方がわからない

 

などの悩みを抱えているという人もいるのではないでしょうか。

私自身も部下を持ち、指導する方法がわからないと悩む一人でしたので

先日、「リーダーの仮面」という本を読みました。

 

 

 

プレーヤーとしてやってきた今までとは異なり、

  • 指導をする
  • ヒトの上に立つ

というマネジメント的視点が欠けている自分が

本誌でマネジメントについて学びましたので、皆様にもご紹介したいと思います。

 

部下の指導に悩むあなたが守るべき5つのルールとは?

よく部下の指導には、親身になって意見を聞く、飲みに誘う、など

ありきたりな指導方法を先輩に学びます。

 

しかし本誌ではこうした抽象的な話ではなく、

やってはいけないこと、やるべきことが明確に書かれていました。

 

まず部下の指導を行うためには感情論ではなく

5つのルールを徹底的に守らせるということです。

5つのルールとは

  • ルール
  • 立ち位置
  • 利益
  • 結果
  • 成長

です。

 

感情論で話をしても人は言うことは聞きません。

徹底的にルールを守らせるために、指導する側は仮面を被り、

ルールを徹底的に守らせる必要があると書いていました。

 

部下を指導するためにはルールを作る

よく、ルールが多いという会社や社会は生きづらい、

自由を求めたいという意見をよく耳にします。

これは学生時代や若手の時に私自身も感じていました。

 

しかし社会に出て感じることは、ルールの無い社会は、無秩序で無責任だと感じます。

ルールがないということは、責任がどこにもないということです。

 

部下の指導においても同じだということです。

ルールがないということは、部下は自分で責任を取らなければいけません。

しかし部下は問題を起こしてしまっても

自分で責任を取ることはできませんよね?

 

だから、上司は部下を指導するうえでルールを作り、

それを「指導する側の責任として」ルールを守らせる必要があるのです。

自分が責任を負うから、このルールに従うように、という形で守らせなければいけません。

 

部下の責任は上司の責任という言葉があるように

上司は部下の責任を取らなければいけません。

だからこそ、上司のルールに部下を従わせる必要があるのです。

 

例えば「なぜ遅刻しているのか」ではなく、「決められた時間の5分前に入るように」。

「今日中にやっておいて」ではなく、「今日の24時までに提出して、できなかったらその旨を報告していつまでにできるか報告するように」。

このように明確にルールを与えることが重要だと学びました。

 

一見無慈悲なように思えるかもしれません。

しかし、そのルールを守っている以上、責任は上司が被ってもらえるのですから

部下としては助かりますよね?

 

部下は自分で責任を取れない以上、上司は部下の責任を負う必要があります。

だからこそ、上司は部下にルールを設定して順守させる必要があるのです。

 

部下の指導で間違えやすい距離感とは?

 

部下の指導で間違えやすい距離感についても記載されていました。

確かに仲のいい先輩後輩の立ち位置は重要なことではあります。

しかし指導をする上では仲の良さは必要ありません。

前述したようにルールを徹底させるうえで感情論は必要ないのです。

 

もちろん感情論が必要な場面もありますが、それについては割愛します。

まずはルールを守らせること、距離感を保つということを徹底しましょう。

 

ここで言う距離感とは、声掛けの方法についてです。

例えば部下にタスクを渡す時に、「〇〇をやってくれるか」と話をしてしまっていることはありませんか?

 

このような形では指示されているという感覚にならず、

「やらなければ」ではなく、「やってやるか」という認識になってしまっている可能性があります。

 

前項でも記載しましたが、責任は上司にあり、ルールを守らせる必要があるのです。

そこに忖度は必要ありません。

タスクを守らせることで、その責任を上司が負うのですから、

徹底的に距離感をあけて、指示すべきなのです。

 

ですが、間違った部下指導では、部下に嫌われたくないという認識からか

友達感覚でタスクを渡す場面が散見します。それでは部下は話を聞きません。

 

 

部下はメリットを感じることで動く

 

これは部下の指導だけでなく、どんなことにも言えますが、

結局のところ人が動く理由としては、自分に利益があるから動くということです。

あなたも、メリットの無いことについては喜んで動きませんよね?

 

この人の話を聞いていれば大丈夫、と思われない限り、

部下は話を聞いてくれません。

 

例えばあなたが上司だとして、自分の上司から言われたことを守らず

部下に不満ばかりこぼしているとしたら、

その部下はあなたについていこうとするでしょうか?

 

私は私の社長や会社の指示を守って仕事をすることで、

結果が出るということを理解していますが、

あなたの部下はあなたの指示を守って

仕事をすることで結果が出ると感じていると思いますか?

 

言い方を変えると、あなたは部下に結果を出させていますか?

 

部下に結果を出させるためには、あなた自身が勉強し、それを伝えていかなければいけません。

このように、部下はメリットのある人にしかついてこないということが本誌では書かれていました。

 

部下の指導は結果を重視する必要がある

 

前述したように、部下には結果を出させなければいけません。

結果を出すために努力をするその過程も重要ですが、社会に出た以上、結果を出さなければ評価されません。

 

そのためにはきちんと上司は部下の目標設定を明確化する必要があります。

例えば、タスクを渡す時に、曖昧な指示をするのではなく、

明確な数字を達成させる必要があるのです。

その設定については上司が部下を把握して、達成可能な設定をする必要があります。

 

目標設定を行う→結果報告→目標達成or未達、その考察をさせる

この過程を経験させる必要があります。

 

部下の指導は経験させることで成長させる

 

環境が人を育てるという名言があるように、経験しなければ部下は成長しません。

いつまでも同じことをさせていても、部下は成長しませんから、新しいことにチャレンジをさせる必要があります。

 

しかしその時の責任をすぐに取れるはずはありません。

子供も独り立ちするまでに親が責任を取りながら大きくなります。

 

部下の指導も同じです。

成長させるためには新しいことに挑戦させ、

失敗しても責任は上司が負うという覚悟で

部下の指導をする必要があります。

人は経験の中で成長していくものであり、経験する機会もなければ成長もありません。

 

部下のキャパシティーをこちらで把握し、仕事を与え、それを管理し、

長期的に成長させる土台を上司が与えていくようにしていかなければいけないと本書を通じて学びました。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

本誌を通じて、部下の指導は我が子を育てるが如く、責任を上司が負う代わりに

部下にはルールを徹底的に守らせ、新しいことにチャレンジさせていく必要があると感じました。

 

指導において、自由という言葉は無責任と同義です。

もしあなたが部下の指導に悩んでいるのであれば、あなたの責任の下で部下の行動や言動を把握し、徹底的に自分の分身を作るように、管理していくように努めてみてはいかがでしょうか。

 

今回ご紹介した本はこちらです。

【リーダーの仮面  「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法】

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